職場は性格が合わない人ばかり?人間関係のストレスを減らせる考え方5選

職場では気が合わない人と仕事をせねばなりません。

そのストレスは大きく、厚生労働省の調査でも、仕事での人間関係の悩みが男女ともトップの割合となっています。

引用:『厚生労働省』平成24年 労働者健康状況調査 結果の概要

もちろん、嫌な人と一緒に働きたくなければ、転職・独立という選択肢もあります。

しかし、守るべき存在がいる場合、その決断を下すのは難しいです。

そこで、今回は「職場の人間関係のストレスを減らせる考え方5選」について解説します。

関係を遠ざける

性格の合わない人を「仕事を一緒にする他人」と割り切ります。

人間関係のストレスは、性格の不一致度その人との距離に比例します。

例えば、家族・恋人同士でも喧嘩になります。これは、人同士の距離が近いためです。

元々そりの合わない人なら、よりストレスが溜まるのは至極当然です。

これを応用して考えると、職場で性格の合わない人と距離を取ることが重要と分かります。

ですから、苦手な人とはなるべく距離を取るようにしましょう。ただ、同じ仕事をしている場合は難しいです。

人間関係は仕事とプライベートで分けるべき?そのメリットとデメリットを解説

苦手な相手に同情する

相手の境遇に同情すると、ストレスが軽減されます。

「相手もいろいろ苦労しているのだから、少々のことには目をつむってやる」みたいな感じです。

悪役の過去が明らかになるにつれて、嫌悪感が同情心に変わる感じです。

気休め的な考え方ですが、職場の人間関係のストレスを軽減できます。

また、周囲にも穏やかな人という印象を与えることができるメリットもあります。

もちろん、周囲からの評価を落とす心配もありませんので、個人的にはおすすめの考え方です。

嫌いだからといって、短気になるとデメリットしかないので、注意が必要です。

「短気は損気」は本当?短気のデメリットと怒りをコントロールする方法を解説

仲間を作る

仲間を作って愚痴を言い合うことも職場でのストレス軽減に役立ちます。

確かに、悪口を言うことは生産的ではありません。

しかし、ストレス解消には大きな役割を果たします。

実際、共通の敵が存在すると連帯感が高まるものです。また、仲間を作って愚痴のネタを探すのも楽しいものですよね?

イライラするような発言や行為をされても、愚痴のネタになると考えると気が楽になります。

職場における人間関係のストレス軽減のために、仲間を作り愚痴を言うことも悪くはないのです。

ただ、愚痴を言いすぎるのも考え物ですけどね。

愚痴が多い人に共通する特徴と対処法について具体例を交えて紹介するよ

自分の地位を向上させる

職場におけるストレスは地位の向上により改善できます。

職場における地位が低いと軽んじられやすいですからね。

一方で、自分の地位を確立すれば、職場に性格の合わない人がいてもトラブルが起きにくいです。

それは、自分が持てる地位自体が抑止力となるからです。そりゃ、会社のキーマンを敵に回してしまったら仕事が円滑に進まなくなりますもんね。

もちろん、その地位は職位だけで決まりません。平社員でも専門性の高い仕事をしている方は重要人物とみなされ、高い地位にいられます。

このように、職場における自分の株を向上させることで、ストレスを軽減できます。

要は、気を遣うのではなく、気を遣わせることを狙うわけです。

この考え方で、短期的な成果を得ることは難しいです。しかし、長期的な視野でみると、効果が大きいので、他の策と同時並行で進めると良いです。

仕事に打ち込む

直接的な解決策ではありませんが、仕事自体に打ち込むのも良いでしょう。

黙々と仕事に集中すれば、良い意味で周囲に気を取られません。

そうすれば、作業効率もあがり、能力も高まります。

人間関係のストレスは、性格の合わない人とのコミュニケーションにあります。そのため、嫌いな人との会話の頻度を減らせばそれだけストレスも低減できます。

この方法は、1人で多くの仕事が完結する方におすすめです。

逆に、チームで動くことの多い職種の場合は、この考え方の適用は難しいかもしれません。

まとめ

仕事をしていれば、職場の人間関係に苦労することもあります。

その証拠に、労働者のストレスの主要因は、職場の人間関係となっています。

最後にもう一度、職場でストレスを抱えないための5つの考え方を振り返ります。

職場でのストレス低減方法
・関係を遠ざける
・嫌いな相手に同情する
・仲間を作る
・自分の地位を向上させる
・仕事に打ち込む

もちろん、今回ご紹介した考え方が職場関係のストレスがゼロになるわけではありません。

しかし、ストレスの軽減には役に立つと考えています。

辛い職場なら、転職・退職もするべきですが、自分のできる範囲で努力することも大切です。