残業のコスパは本当に悪い?メリット・デメリットから整理する

私も学生の頃は「残業=悪」で「副業=善」という価値観でした。しかし、実際に働いてみると、「残業ってコスパいいんじゃね?」と思うようになりました。

というわけで、残業のメリット・デメリットを整理したいと思います。

残業のメリット・デメリット

残業のメリット

お金:割増賃金(1.25)がもらえる

 会社での給与は、アルバイトと比較にならないほど高額であることが多いです。例えば、時給2000円なら、割増時給は2500円となります。

明らかに副業でアルバイトをするよりもコスパが良いです。

キャリア:実力アップにつながる

 仕事での仕事での実力は、「その人のセンス・地頭」と「費やした時間」によって決まります。これに例外はありません。

幸せかどうかはさておき、仕事に時間を費やせば費やすほど、実力値は確実に高まります。そのため、将来的な収入の期待値もあがります。

キャリア:多くの成果を得られる

 仕事に費やす時間を増やせば、当然多くの成果を得られます。多くの成果を得られれば、出世も期待できますし、出世しなくてもその部署のエースとして重用されます。

必要とされることは仕事のやりがいにつながるので、仕事のモチベーション維持にもつながるでしょう。

労働環境:社内から頑張っていると評価されやすくなる

 一部では残業は無能の証という言説も見られますが、一般的には残業する人は頑張っていると認識されます。

現在管理職の立場を占めている40~50代の方々は、昨今のコンプライアンス重視姿勢を受けて、体面上は今風の考え方を理解している姿勢を見せています。

しかし、その内心はガムシャラに働いている人にひいきをしてしまうものです。仮に仕事がうまくいかなくても一度くらいなら多めに見てもらえるでしょう。

よって、残業することにより、社内から良い評価をうけられるといえます。

残業のデメリット

時間的な余裕がなくなる

やはり最大のデメリットは、残業分だけ時間的な余裕がなくなることです。3時間ぐらい残業すると、朝起きる・仕事する・夜ご飯食べる・寝るといったゆとりのない平日になってしまいます。

体力的・精神的な余裕がなくなる

肉体労働であれ、頭脳労働であれ、体力を使います。そのため、残業すればするほど体力を消耗します。

一方で、体力を回復できる睡眠時間やリラックス時間の削られます。ですので、残業をすると体力的な余裕がなくなってしまいます。

副業できなくなる

残業が多くなると副業は難しくなります。ただ、副業の時給は本業よりも低いことが多いので、あまりデメリットにはなりません。夢という観点では副業のほうがあることは否定できませんが…

私の考え

上記に書いたメリット・デメリットを踏まえて、私は残業のコスパは良いと考えています。理由は現在と将来に関する点で説明します。

現在の観点では、割増賃金により多くの収入を得られることです。割増時給が2500円であれば、30時間の残業で75000円の収入を得られます。年収換算90万円に相当します。

将来の観点では、多くの仕事をこなすことによるスキルアップ・評価アップにより、社内での地位を確保でき、昇進やさらなる雇用の安定化を期待できます。

つまり、残業は現在にも将来にもメリットを与えてくれるのです。ですから、私は残業はコスパが良いと考えています。

しかし、サビ残・スキルが身につかないなどで残業する意味がない会社があることも事実です。そういった会社で働かれている方々は残業や副業をする前に転職を検討すると良いでしょう。