就活でも聞かれる「学生と社会人の違い」について考えてみた

学生向け

就活における面接でもよく聞かれる「学生と社会人の違い」ですが、いったい何が違うんでしょうか?就活生の時、就活サイトなどを見ても、いまいちしっくりこない事ばかり書いていました…というわけで、今回は「学生と社会人の違い」について考えてみました。ここにおける学生は基本的に大学生・大学院生のことを指しています。

よく言われる学生と社会人の違い

お金を貰うのは社会人、お金を払うのは学生

どこのサイトにも書いているこの一文。確かに、社会人は本業(仕事)でお金を稼ぎ、学生は本業(学業)でお金を払っています。しかし、本当にそうでしょうか?例えば、給付型奨学金受給者です。彼らはお金を貰いながら、学業をしています。もちろん、それだけではありません。実はすべての学生も実はお金を貰っているんです。もちろん、直接的ではありませんが…実は日本に存在するあらゆる大学は国から補助金という形でお金を受け取っています。そういう意味では、学生は本業を通して国家からお金を貰っているということになります。そう考えると、社会人も学生も本業でお金を貰っていると言えるのではないでしょうか?

社会人は時間を厳守し、学生は時間にルーズ

これもよくある話ですねぇ。しかし、本当にそうでしょうか?そもそも、比較対象がおかしい気がしませんか。社会人が時間を厳守するのってどういう時でしょうか?もちろん、仕事の時ですよね。国民の三大義務にもあるように、労働は義務です。(残りの二つは納税の義務教育の義務)だから、労働の時間中に時間を厳守することは当然のことです。一方で、学生が時間にルーズな時ってどういう時ですか?基本的には大学の講義等のことを指していると思います。もちろん、大学は義務教育ではありません。だから、大学生は大学に金銭を提供することで、その対価として教育の権利を得ているのです。権利を行使するか否かは自分の意思によって決定することが出来ます。だから、大学の講義に出席しようが、欠席しようが、遅刻しようが基本的に自由です。

社会人の本業は労働であり、労働は義務です。一方で、学生の本業は教育であり、学業は権利です。そもそも、本業の性質が全く異なるのです。だから、同列に扱ってはいけないのです。比較するならアルバイトでの勤務態度で比較するべきです。学生でもアルバイトに遅刻する人は少ないはずです。

まぁ、個人的には時間を守ることなんて、学生、社会人関係なく社会生活を営む上で常識中の常識だと思います。(耳が痛い…)

社会人は自ら学び、学生は教えてもらう

これもおかしな話です。確かに、社会人が自ら学ぶのは当たり前のことです。賃金を貰っているわけだしね。しかし、学生は教えてもらう?この話は納得できません。なぜなら、学生でも自ら学ぶことは当たり前だからです。教えてもらうだけで、卒業論文・修士論文が書けるはずがありません。最近では、自己研鑽のために資格やTOEICの勉強をする学生も多いです。そういう人たちも自ら学んでいると言えるでしょう。確かに、教えてもらう場面は社会人と比較して間違いなく多いです。だからといって、学生は自ら学ばないというのは暴論ではないでしょうか?

僕が考える学生と社会人の違い

学生は社会に支えられている

学生は様々な場面で想像以上に社会に支えられています。先ほども言ったように、大学には国から多くの税金が支払われています。また、自衛隊・警察・消防・役所など生きていくために必要な機関はすべて税金で運営されています。しかし、学生は消費税以外の税金を支払っていません。(もちろん、例外はあるでしょうけど…)つまり、税金の恩恵>>税金の負担なわけです。また、多くの学生は誰かからの資金援助がなければ、生活することが出来ません。親からの仕送りや貸付型奨学金などね…もちろん、学生でもアルバイト等で社会を支えることはあります。しかし、社会に対する貢献と恩恵を比較すると、社会からの恩恵>>社会への貢献になるのは明白だと考えます。

社会人は社会を支えている

当たり前のことですが社会人は社会を支えています。しかも、仕事・税金など多方面へ貢献しています。そもそも、仕事自体が社会への貢献行為そのものです。医療関係者は病気から人々を救い、農家や漁師は人々の食を支え、インフラ業の従業員は社会の基盤を支えます。このように、それぞれの人がそれぞれの場所から社会を支えています。また、税金を払うことでも社会を支えています。社会人になって額面と手取りの給与を比べたらその差に驚くことになります…初任給を22万とすると手取りは18万ぐらいになります。つまり、給与の約20パーセントが税金となるわけです。もちろん、年収が高くなれば、納める税金の額も跳ね上がります。年収一億なら約40パーセントが税金になります。このように、社会人は本業である仕事で社会貢献をする上に、税金で社会貢献しているのです。そのため、社会に対する貢献と恩恵を比較すると、社会からの恩恵<社会への貢献になるはずです。

まとめ

学生は社会から養われています。そして、その社会を支えているのが社会人です。なぜ、学生は社会から支えてもらえるんでしょうか?それは、学んだことを世の中に還元し、将来を担うことを期待されているからです。先ほど、学生には教育の権利があり、その行使は本人の意思次第だと言いました。しかし、本当にそれで良いのでしょうか?社会は学生に期待をして多額の投資をしています。それゆえ、学生はその期待に応じる義務があると考えます。