初心者のためのスノーボード基礎(手袋編)

手袋 スノーボード

はじめに…

スノーボードで最も雪に触れる部位は「手」です。転ける前には雪に手をつき、転けた後には雪に手をついて立ち上がります。初心者であれば、雪自体が珍しいケースも少なくないので、雪合戦をすることもあるでしょう。その時にも、「手」は雪に触れています。

そのうえ、手は体の末端に位置しています。そのため、身体のあらゆる部位の中で最も冷えやすい部位とも言えるでしょう。耳や鼻も冷えるには冷えますが、雪に直接触れることが少ないので、ニット帽やヘルメットなどで覆っていれば、問題ありません。

その冷えやすい「手」を守るのは、スノーボード用の手袋です。というわけで、今回はスノーボード用の手袋の選び方や手が冷えた時の対策法をお教えします。

手袋の選び方

手袋は主に2種類に大別することができます。一つはミトン型で、もう一つは5本指型です。

ミトン型手袋

暖かさ重視」を重視する人はミトン型の手袋がおすすめです。

利点

  • 暖かい
    ミトン型の手袋は、親指以外の指がスペースを共有するので、冷えにくくなります。どうしても寒いときには、手袋の中で手をグーにして多少の暖を取ることができます。
  • 壊れにくい
    5本指型の手袋と比較して構造がシンプルなので、壊れにくいです。実際、僕も以前は5本指型の手袋を使用していたのですが、経年劣化により手袋の指と指の間の繊維が破れてしまいました。一方で、現在の手袋は同じぐらいの年数(3年)が経過していますが、多少ほつれがあるだけで、使用には全く問題ありません。

欠点

  • 物が持ちづらい
    持てなくはありませんが、正直な所かなり持ちにくいです。まぁ、ペットボトルの水分補給ぐらいならできます。ただし、スマホの操作は全くできません。

5本指型手袋

操作性」を重視する方は5本指型の手袋がおすすめです。

利点

  • 物が持ちやすい
    ミトン型手袋と比較して圧倒的に持ちやすいです。スマホ対応であれば、スマホでの撮影も楽にこなすことができます。
  • 日常使用しやすい
    ミトン型でも日常使用できなくはありませんが、操作性に劣るのがネック。一方で、5本指型なら大体のことができます。自転車の運転とか財布の出し入れとかね。

欠点

  • 冷えやすい
    2つの理由で5本指型は冷えやすいです。1つ目は表面積の広さです。熱の伝わりは表面積が大きければ、大きいほど盛んに行われます。2つ目は熱の放出量の違いです。それぞれの指が独立しているため、熱の放出量は少なくなります。以上のことから、指先が冷えやすくなります。
  • 壊れやすい
    5本指型は構造が複雑な分、壊れやすいです。指と指の間・指の先端部は特に壊れやすいので、注意したほうが良いです。また、初心者の方は雪に手をつく機会が多いので、より壊れやすくなることを覚悟しておいた方が良いでしょう。

おすすめブランド6選

  • BURTON
    安定中の安定。これを買っておけば、間違いないという感じ。ブランド力が強いので、価格も強気です。他のメーカーよりも1段階高価格。
  • SALOMON
    SALOMONも人気ブランドの一つ。BURTONには一歩及ばないけど、かなりの人気ブランドであり、信用性は抜群。
  • DAKINE
    私が使用している手袋のブランド。保温性も耐久性も十分に満足しています。知名度で言うと上記の2社には負けているかな。
  • Oakle
    Oakleyといえば、ゴーグルで有名ですが、手袋も出しています。スポーツ用の服も多く販売しているので、製品の信頼性は高いと言えるでしょう。
  • VOLUME GLOVES
    「暖かさ」と「防水性」を兼ね備えた日本を代表する手袋専業のメーカー。性能が高い分、価格も高いです。手袋の価格帯は1万5000円前後。
  • Pontapes(ポンタぺス)
    いわゆる、激安ブランドの一つです。上記に示したメーカーと比較すると性能は落ちますが、安さの観点からみれば購入の候補にはなるかもしれません。個人的にはスノボ初心者にはおススメです。初心者の頃は沢山転ぶ分、グローブも傷みやすいので…

インナー手袋のすすめ

手袋を購入する際はインナー手袋も合わせて購入することをおススメします。手袋とセットで売られている商品も沢山あるので、そちらを購入してもいいかもしれません。

インナー手袋をおススメする理由は2つあります。

1つ目は、手袋が汚れない点です。素手で手袋をつけると手汗が直接手袋に付着します。それを長期間放置すると、臭くなってしまいます。かといって、毎回手袋を洗うのは手間ですし、手袋には革製品が使われていることもあるため、毎回洗っていると劣化しかねません。一方で、インナー手袋があれば直接汗が付着することがないので、普段はインナー手袋を洗うだけで十分です。

2つ目は、防寒性能が良くなる点です。保温のキーワードは空気による断熱です。重ね着が暖かいのも空気の層がたくさんあるからです。手袋とインナーを合わせることにより、外気と手の間に2つの空気の層が作られ、防寒性能が向上します。手袋だけだと空気の層が1つしかできません。

指先が冷えた時の対処法

リフト待ちやリフト乗車時に、どうしても指先が冷えることがあります。対処法は3つほど挙げられます。

1つ目は、手袋の中で手をグーをすることです。これにより、空気に接触する手の表面積を減らすことができ、指先の冷えが多少ましになります。

2つ目は、リフト乗車時に手をお尻の下に置くことです。これにより、手を温めることができます。それができない場合には、両手をそれぞれの脇に挟んでも良いでしょう

3つ目は、動き回ることです。本当か?と言う人もいるかもしれませんが、人は運動することにより、熱を産生しています。寒いときに人が震えるのもそのためです。意図的に体を大きく動かすことによって、安静時よりも多くの熱を発生させ、末端にまで熱を届けることができます。

まとめ

  • 暖かさを重視するなら、ミトン型の手袋がおすすめ。
  • 操作性を重視するなら、5本指型の手袋がおすすめ。
  • インナー手袋は、「寒さ対策」と「汚れ対策」の観点から有用です。
  • 指先が冷えた時は以下の3つの対処法が有効です。
    ・手袋の中で手をグーにする。
    ・お尻の下に手を置く。
    ・動き回る。

by tama