ヘルメット・ニット帽の賢い選び方!スノーボード初心者向け

はじめに…

転ばずして、スノーボードは上達しません。ゲレンデで華麗にフリーランやグラトリをきめている人たちも昔はよく転んでいたはずです。そして、どれだけ転んでも心が折れなかったからこそ、あれほどうまくなったのです。とはいえ、転ぶと痛いし、寒いです…

では、それをどうやって防げばいいのでしょうか?

それは直接外気に触れないようにすること頭部の防御です。これにより、痛みも寒さも多少ましになります。というわけで、今回は初心者の方がやりがちな顔面無防備状態のリスクとその対策法(ヘルメットとニット帽と目だし帽)についてお話ししたいと思います。

顔面無防備だとどうなるか?

これは私の体験談ですが、まず髪の毛がびしょびしょに濡れます。下手したら、毛先が凍ります。それと同時に、耳や鼻が極度に冷えて痛みを感じるようになります。また、転倒時に頭を打つとダイレクトに衝撃が伝わるので、結構痛いです。以上のような、寒さと痛みのダブルパンチによりレストハウスに引きこもることを余儀なくなれます。みなさん、そんなのいやですよね?ですから、スノーボードをするときはしっかりと被り物をしましょう。

スノーボードにおける被り物の役割

スノーボードにおける被り物(ヘルメット、ニット帽、目だし帽)には2つの役割があります。1つ目が防寒の役割で、2つ目が頭部保護の役割です。

防寒機能

被り物による防寒は3つの観点から非常に有効です。

1つ目が外気との遮断です。外気と直接触れないことにより、体温が奪われづらくなります。

2つ目が頭髪及び頭皮の防水です。被り物を着用していない場合、転倒時頭についた雪が体温によって溶けてしまい水になります。その時に、まず体温が奪われます。しかも、濡れた髪の毛が乾く過程で潜熱により体温がさらに奪われます。ですので、頭部を無防備状態にするととても寒くなります。

3つ目が耳の保温です。顔の中でも突出している部位は非常に冷えやすいです。真冬の中何もかぶらず自転車を漕いだら、耳が痛くなりませんか?スキー場はそれよりもっと寒いです。ですので、被り物(ヘルメット、ニット帽、目だし帽)によって耳を覆ってあげることが重要になります。それだけで、全然変わります。(実際に体験済み)

頭部保護効果

被り物は頭部保護の役割も果たします。ニット帽及び目だし帽はヘルメットと比較すると頭部の保護性能は話にならないレベルですが、ないより断然ましです。ニット帽や目だし帽で滑りたい方は中に入れるタイプのヘッドパットも比較的安価で売られているので、そちらのほうのご購入も検討してみては如何でしょうか?

もし、お金に多少余裕があるなら、ヘルメットをお勧めします。ヘルメットのほうが衝撃吸収性に優れますからね。あと、ゴーグルが曇りづらくなるし。

初心者がスノーボードでヘルメットが必要な理由

上手くもないのにヘルメットは…という方は多いと思いますが、よく考えてみてください。「赤の他人に笑われること」と「自身の体を守ること」どっちが重要ですか?

被り物の選び方

ニットの選び方

スノーボード用には防水性・耐寒性・耐衝撃性に優れているものがよいです。防水性に関しては、防水ニット帽と書いてあるものを選べばよいです。耐寒性・耐衝撃性に関しては生地の厚いものを選べばよいと思います。また、ほつれやすそうなデザインのものは避けることをおススメします。

また、ニット帽だけの場合顔がとても冷たくなるので、薄手の目だし帽を併用することをおススメします。目だし帽を選ぶときは口や鼻の部分に小さな穴が開いているものを選びましょう。それらが開いていないものを選んでしまうと運動時に呼吸がしづらくなってしまいますよ。

目だし帽の選び方

ニット帽と目だし帽を併用する場合は、薄手の目だし帽がおすすめですが、目だし帽のみを使用する場合は、厚手の目だし帽がおすすめですよ。防寒性と耐衝撃性が良くなりますからね。また、口元を隠したり、出したりできるような機能を持つものがおすすめですね。暑いときに口元がおおわれているとしんどいので…材質は吸湿・放湿性に優れるフリース素材(ポリエステル繊維)のものがおすすめですよ。

ヘルメットの選び方

ヘルメットを選ぶのは、かなり難しいです。ニット帽や目出し帽みたいに頭部の形状に合わせてくれないからね。だから、購入するときは店頭で店員と相談して選びましょう。もし、サイズやヘルメットの形状が一致していなければ、耐衝撃性能も悪くなりますからね。

それでも、ネットで買いたいと言う方は「JIRO Asian fit」シリーズがおすすめです。アジア人(日本人)向けのヘルメットなので、フィット感がとてもありますし、ヘルメット内部のクッションを取り外して洗うことができますからね。

また、ヘルメットだけだと顔面が冷たくなりますから、合わせて薄手の目だし帽をかぶると良いですよ。そうすれば、ヘルメットの内部が汗などで汚れにくくなりますからね。その上、見た目がかっこよくなりますよ。

まとめ

スノーボードにおいて被り物(ヘルメット、ニット帽、目だし帽)は必需品です。

  • 被り物の役割は防寒耐衝撃の2つ。
  • ニット帽は防水性のある厚手のモノがおすすめ。
    薄手の目だし帽と合わせるとより防寒性がUp。
  • 目だし帽のみの場合は厚手のモノがおすすめ。
    口元を覆ったり、出したりできるものがおすすめ。
  • ニット帽及び目だし帽は衝撃吸収性が乏しいので、ヘッドパッドがあると安心
  • ヘルメットは防寒性も耐衝撃性もバッチリ!+ゴーグルが曇りづらい。
    薄手の目だし帽と合わせると防寒性がUp。
    ヘルメットを選ぶときは頭部形状が重要なので、店頭で購入すべき。