気温が下がるにつれて、心のボルテージが上がっているスノーボーダーのtamaです。時が経つのは早いものでもう7シーズン目になります。僕が本格的にハマり、用具を揃え始めたのは4年前になります。その時に後悔したことがあります。それは、新品の板を購入したことです。今考えると、中古品で十分だったように思います。
というわけで、今回は初心者ボーダーが中古板で十分すぎる3つの理由について説明したいと思います。
目次
すぐに傷つけてしまうから
メンテナンス不足や技量不足のため、初心者ボーダーはすぐに板を傷つけてしまいます。そのため、新品の板をおすすめしないのです。
メンテナンス不足
僕が初心者ボーダーだった頃、メンテナンスのやり方をほとんど知りませんでした。適当にスプレーワックスを塗っておけば、問題ないと思っていましたからね。しかし、それは大きな間違いでした…
なんと、新品の板をおろしたその日の夕方に、ソールのエッジ付近が真っ白に傷ついていたのです…
よくよく調べてみると、スプレータイプの簡易ワックスは一日中の使用には耐えられないことがわかりました。ちなみに、ホットワックスなら1日程度余裕で耐えられます。しかし、初心者ボーダーが初めからホットワックスをしようとは思いません。いちいち道具を揃えるのもメンテナンスするのも面倒ですし、お金もかかりますからね。
技量不足
シーズン初め・終わりの時には、積雪不足でブッシュ(雪の無い部分)に出会うことが多くあります。それなりに、滑り慣れている人は、比較的簡単に避けることができますが、初心者の場合どうでしょうか?
そりゃ、上手く避けられませんよね?
また、スノーボードを始めとする横ノリ系スポーツは、目線を向けた方向に向かう傾向があります。それを知らない初心者はよけようと目線を向けて自らブッシュの方向に向かいます…
僕も良くブッシュに突っ込んでいましたね…そのせいで、滑走面(ソール)はボロボロになりました。
自分のしたいことが分からないから
スノーボード初心者の内は、フリーランでスキー場をかっ飛ばしたいのか?それとも、グラトリで華麗にクルクルしたいのか?自分がどのような滑りをしたいのか分かりません。
そのため、板選びも漫然としたものになってしまいます。そして大概は、バランスの良いモデルに落ち着きます。もちろん、初めはそれで良いのですが、自分の方向性が見えてくると物足りなくなります。
一方で、初心者向けのボードは中古市場に沢山出回っています。そりゃ、中級・上級者よりも人口が多く、辞める率も高いですからね。
これらのことから、自分のしたい滑りが分からない内は状態の良いバランス型のスノーボードを中古で購入したほうがオトクと言えるのです。
優先順位が低いから
スノーボードを始めるには、様々な道具をそろえなければなりません。例としては、ウェア・ゴーグル・ヘルメット・手袋・ブーツ・ビンディング・板・スノーボードケースなど様々なものが挙げれます。
仮に予算が限られている場合、ゴーグル・手袋・ウェア・ブーツ・ヘルメットorニット帽など身に付けるものに予算を割くべきです。その理由は、快適でないとスノーボードを楽しめないからです。
キチンとしたゴーグル・ウェア・手袋・ヘルメットorニット帽を身に付けていなければ、寒くて滑るどころじゃありませんからね。僕も初めてスノーボードに行ったときは雪山を舐めており、適当な防寒具で行きました。結果、3~4回滑って残りの時間はレストハウスで過ごす羽目になりました。
また、ゴーグルは防寒だけでなく、目の保護にも重要な役割を果たします。晴天の日にゴーグルを付けずに一日中滑っていると降り注ぐ紫外線によって雪目になります。(実は、スキー場での紫外線反射率は海以上です。)そのため、目の保護のためにも、ゴーグルは欠かせない存在なのです。
そして、ブーツも重要です。滑っている最中に靴ズレを起こしたらどうなるでしょうか?これもまた痛くて滑るどころじゃなくなりますよね?
このように、スノーボードをする上で快適性は極めて重要です。個人的には、快適さが上達にもたらす影響はかなり大きいと思っています。特に初心者の間はね!ですので、新品の板を買うよりも、中古の板で済ませて浮いたお金を身に付ける装備に使った方がよいわけです。
過去の記事にそれぞれの道具の選び方を書いているので、興味のある方は是非読んでみてくださいね。
まとめ
初心者ボーダーが新品ではなく、中古スノーボードを買うべき理由は次の通りです。
- すぐに傷つけてしまうから。
初心者は技量不足・メンテナンス不足から、スノーボードを傷つける可能性が高いです。そのため、新品の板を買うのはハイリスクと言えます。僕の友達も、派手に転んで新しい板を折ってましたし… - 自分のしたいことが分からないから。
初心者ボーダーはカービング主体か?グラトリ主体か?など、どのような滑りをしたいかという具体的なイメージが持てていません。そして、初心者を脱して自分のやりたいことが見つかった時になんでこの板を買ったのだろう?となるわけです。言い換えると、自分のスタイルが定まった時に、スノーボードを買いましょう!ということです。 - 優先順位が低いから。
スノーボードをする上で重要なのは「快適さ」です。その快適さを保つ上で重要なのは、ウェア・ゴーグル・手袋などの体に直接身に付ける道具です。一方で、板はそれほど快適さに寄与しません。つまり、初心者の内は新品の板にお金を出すよりも、快適さに直結するゴーグルや手袋などの道具にお金を費やす方がよいというわけです。
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