ネタにもされるが、実は根深い「ロジハラ」の問題

論理的思考力養成 番外編

ロジハラ(ロジカルハラスメント)とは

世の中には、いろいろなハラスメントがあるようで…

遂にロジハラ(ロジカルハラスメント)というハラスメントが誕生してしまったそうな。軽く調べた結果、ロジハラの定義は、「正論ばかり突きつけること」らしい。「正論の暴力」とも言い換えることが出来るかな?いやいや、ロジカルであることがハラスメントって

どーゆことやねん?

そんなもんがハラスメントになったら、ハイパーロジカルモンスターであるてつさん(ブログの共同運営者)や世の中にいる大学教授や頭の切れるビジネスマンの発言という発言が全部ハラスメントになってしまうやんか…

とはいえ、確かに「ロジハラ」は存在する。それも、たくさん見てきた。

研究室とかいうロジハラの巣窟

研究室とは?

理系の学生は、4年生になると研究室に配属されて研究をすることになる。理系の場合は大学院に行くケースが多いから、学部4年生~大学院修士2年生までの三年間研究に従事することになる。その際の指導教員が教授と言われる怪物である。根性論理的思考力を併せ持つ彼らはその圧倒的な力をもって学生を蹂躙教導するのだ。

教授が怪物たる由縁

その由縁は教授になるまでの過程を考えれば、理解できるだろう。まず、教授になるための第一ステップとして博士号を取得しなければならない。博士課程とは、まさに修羅の道である。教授の手足となって、朝から深夜まで実験や論文の執筆等をこなさなければならない。

労働基準法?

働き方改革?

36協定?

そんなもの労働者ではないから適用されない。やっとの思いで博士号を取得しても、いばらの道はまだ続く。今度は助教授として教授の手足となり働くことになるのだ。学会の運営や学生の指導等めんどくさい業務はほぼすべて助教授にブン投げられる。もっとも、助教授の本業は研究であるから、その合間を縫って研究活動に従事することになる。

その次は、准教授になるが教授の手足という点ではあまり変わらない。結局、雑務の合間を縫って研究を遂行し、教授にはゴマをする。そうやって、ポストが空くのをずーーっと待つ。

そうして、初めて教授になれるのだ。

そりゃ、怪物になるわな!

レベルの違い

というように、教授はいくつもの死線をくぐってきた猛者だ。モラトリアムを謳歌してきた学生とは対照的な存在と言えるだろう。特に論理的な思考能力には決定的な差がある。研究に関して議論しようものなら、即座にひねり潰される。彼らは朝から深夜まで思索に思索を重ね、やっとの思いで作り出した進捗報告をたった1分で論破するのだ。論破された人の顔を見ると、とてもかわいそうな気持ちになる。

完全にロジハラだ!

それと同時にある種の敬意を抱く。「なぜ、こんなに頭がいいのだろうか?」と…

中途半端な論理性

理系の大学院まで進学する人は世間的には優秀と扱われる。実際に、世の中の平均以上の論理的思考力は確実に備えていると思う。でも、それが余計に厄介なんだ。

完全なお○かさんであれば、「ロジハラ」を受けてもたいしてダメージは受けない。「なに言ってんだこの人は?」となるからだ。

一方で、中途半端に論理性がある人(≒理系の大学院生)は「ロジハラ」を受けると、自分の間違いに気付くのだ。そうして、自分の至らなさを痛感し、無能感に支配される。

だから、

心に突き刺さる。

僕はそこまで詰められなかったから、なんともなかったけど、今までメンタルをやられた人を何人もこの目で見てきた。進捗報告前にトイレで吐く人もいれば、夜中に研究室で発狂する人もいる。

解決策

初めに断わっておくが、正論は何をするにしても必要なことだ。そうしなければ、いつまで経っても自分の誤りに気付くことはできないし。そういう意味では、正論は薬と似ているかもしれない。あまりに正論で詰めすぎると、それは毒になってしまうからね。この目で数々の「ロジハラ」をみてきて、僕はフォローが重要だと思うようになった。それだけで、精神的に救われる人はたくさんいると思う。実際に、メンタルを病んだ先輩もそう言っていた。

なんだかんだ言って、「ロジハラ」が起こりがちな教授と学生上司と部下には運命共同体的な部分がある。正論でたたきすぎて、学生や部下のモチベーションが下がれば、教授や上司の成果まで響く。実際、厳しい指導(正論の暴力)が原因で学生からボイコットを食らった教授もいるし。

確かに、学生や部下には至らない部分がたくさんあると思う。でも、彼らは彼らなりに一生懸命頑張っているのだ。「ロジハラ」をしている意識のある方はもう少し暖かい目で見てみては如何でしょうか?

ねぇ~、てつさん?

まとめ(ロジハラ被害者にならないために)

「ロジハラ」の被害者にならないためには、自身がロジカルに武装することが一番です。実際、僕は上記のような研究室に在籍していましたが、ほとんど「ロジハラ」を受けることはありませんでした。

実際、他研の教授(学科で一番怖い人)とバチバチの議論をして、防衛に成功したこともあります。あの時は、その教授の下にいる学生からは「お前やばいなぁ~、質疑応答満点やわ」と言われましたね。それでも、てつさんにはいつもケチョンケチョンされていますけどね…

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