人に意見を否定されると落ち込みますよね?その気持ち痛いほど分かります…
否定され続けると、自己肯定感が低下して、一種の洗脳状態に陥ることもあります。
ですから、否定する人からは距離を取るようにするべきです。
しかし、否定は本当にダメなのでしょうか?
そこで、今回は「否定は本当にダメ?意見や考えを否定することは悪なのか?」について解説します。
目次
否定は本当にダメ?
残念ながら、答えは単純ではありません。
悪い否定もあれば、良い否定もあるからです。
その基準は、否定が自分のためになっているかどうかです。周囲の意見なども合わせて、確かに自分のために言ってくれているなと感じれば、甘んじて受け入れるべきです。
逆に、人格攻撃を伴う否定などは一切無視するほうが良いです。あなたのことを真に考えているとは到底考えられないので、無視をするなり、距離をとるなり、法に訴えるなどの対応をとるべきです。
否定する人のタイプ
人格否定型
このタイプは最も危険です。可能なら距離をとるように努力しましょう。
もし、それがかなわない場合には、その言葉を真に受けないように注意します。真に受ければ受けるほど、自分のメンタルが悪化してしまいます。
ハラスメントにも該当するので、場合によっては人に助けを求めるのも大切です。
具体的な言動を挙げると次のようなものが挙げられます。
- こんな計画が通ると思うのか?だからお前はダメなんだ!
- なんだこのやる気のない資料は…本当に君は使えないなぁ
このように、人の意見を否定するだけなく、人格すらも否定する人には本当に注意が必要です。
感情がそのまま言葉になる短気な人によく見られます。
マウント型
このタイプは自分の優越感を満たすために相手を否定します。
同僚や友人など対等な関係においてよく見られます。批判によって、自己肯定感を満たす面倒なタイプなので、距離を取ることをおすすめします。
対処法としては、「対案を求める」・「実際に行動させる」という方法があります。これにより、自分の仕事の難しさを理解させられます。
そうすれば、マウンティング行為をされる可能性を低くすることもできます。
中には、ロジックを利用したマウンティング行為をする人もいます。
嫌悪・嫉妬型
このタイプはあなたの足を引っ張ることを目的として相手を否定します。
あなたのことを嫌っていたり、嫉妬している人があなたの行動を邪魔する目的で否定します。多くの場合において、その否定には根拠が一切ありませんので、無視するのが鉄則です。
実際、否定する理由を聞いてみても、理由を教えてくれないケースによく見られます。
ただ、嫌悪・嫉妬型の人はこちらが懐柔策を打てば、改善されるので、対処は比較的楽です。
忠告型
このタイプの人たちは、経験・知識から否定(忠告)しています。
そして、多くのケースにおいてその忠告は当たります。ですので、耳が痛くとも否定意見をしっかり聞く必要があります。それだけで、不必要な損失を抑えられます。
具体例としては次のようなものがあります。
- 怪しいネットビジネスに手を出そうとしている友人に注意する。
- 就職がいやだからという理由で、特に目当てもないのに独立する。
忠告型の場合、否定する理由を論理的に教えてくれますから、プライドさえ捨てれば、自己成長に繋げられます。
とにかく忠告型の否定に関しては、無視することなく真正面から向き合うことをおすすめします。
本当に優しい人は、忠告型の否定をする割合が多いので、自分の目で適切な批判者を見極めると良いです。次の記事には本当に優しい人の特徴についてご紹介しているので、参考にしてみてください。
まとめ
否定するのは悪いこと?
今現在においても、ハラスメントに該当するひどい人格否定等は存在します。
とはいえ、否定自体は必ずしも悪いことではありません。
失敗確率が高い時に人を引き留めるのは大切です。最近は、人の意見を否定してはいけないという風潮もあるため、人の背中を押すよりも難しい時さえあります。
とはいえ、大切な人を想うのであれば、否定が必要な時があるのも事実ではないでしょうか?
忠告は素直に受け取ろう
人が一生に獲得できる知識・経験はたかが知れています。ですから、人からの助言はとても大切です。そのプロセスの中で自分の考えや意見が全否定される機会は必ずあります。
しかし、それが忠告に該当する場合なら、甘んじて受け入れて自分の力にするべきです。しなくても良い失敗をせずに済むわけですからね。とてもありがたいことだとプラスに考えましょう。
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