ご存知の通り、小笠原諸島は平成23年6月に世界自然遺産に登録されました。つまり、小笠原諸島の自然は世界から素晴らしいと認められた訳です。そんな小笠原を存分味わえる無料観光スポットを紹介していきたいと思います。
目次
小港海岸の星空
小港海岸ではこんな感じの綺麗な星空を見ることが出来ます。小港海岸の素晴らしいところは、砂浜の両脇に岸壁があり、村一番の繁華街の光を完全にシャットアウトできる点にあります。そのため、人口光による影響がなく、このような美しい星空を観ることが出来ます。さすがに、肉眼ではこの写真ほど見ることはできませんが、それでも天の河やさそり座は簡単に見つけることが出来ますよ。それ以外にも、流れ星や国際宇宙ステーションを見ることができました。また、小港海岸はビーチですので、贅沢にも寝転がって波音に耳を傾けながら星空を観ることができます。小笠原諸島に行くなら、必ず訪れたいところです。個人的にかなりおすすめですよ!
この写真は一緒に旅行した友人の一眼レフで撮影したもので、友人の許可を特別に得たものです。無許可の転載は絶対におやめください。万一、使用の許可を得たい方はこちらよりお問い合わせください。
ちなみに、昼間はこんな感じです。
おすすめ時間帯
太陽と月が同時に沈んでいる間でないと、明るすぎて上の写真のような星空を観ることはできません。星空の状態が気になる方はtenki.jpの星空指数を参考にしてください。また、太陽と月の出没時間は星空ナビからご覧いただけます。
アクセス
小笠原の中心部(おがさわら丸が停泊する所)からだと、徒歩だと1時間30分以上かかるので、レンタカーまたはレンタルバイクでのアクセスをおすすめします。車かバイクなら15分ぐらいでアクセスできます。免許のない方はレンタサイクルでのアクセスになりますが、起伏がすごいのでかなり大変です…個人的にはお勧めしません…
Weather Station展望台から見る夕日
Weather Station展望台は西側に開けています。ですので、こんな感じで太平洋に沈む夕日を観ることが出来ます。写真から分かるように結構な高所にあるので、迫力がありますよ。まぁ、実際に見たほうが何倍も迫力があるけどね。行きたい方は見逃さないように、日の入り時刻はしっかりと調べておきましょうね。また、運が良ければこの展望台から跳んでいるクジラを観ることもできますよ。
おすすめ時間帯
おすすめの時間帯は日没30分前~日没10分後ぐらいです。日没時間に関しては、先ほど紹介した星空ナビをご覧くださいね。
アクセス
レンタカー及びレンタルバイクなら10分ぐらいです。徒歩なら40分ぐらいです。行きは常に登りなので、レンタサイクルはお勧めできません。ですので、レンタサイクルで行くなら徒歩で行くほういいかもしれません。実際、外国人観光客の方は徒歩で夕日を観に行っていましたよ。結構辛そうでしたけどね…
国立天文台VERAのアンテナ
大自然の中に突如現れる巨大なアンテナも小笠原の見どころの一つになっています。夜間には、こんな感じでオレンジ色にライトアップされます。ちなみに、このアンテナはVERA計画のためのものです。VERA計画とは、銀河系の三次元立体地図を作るプロジェクトのことで、簡単な説明はアンテナ近くの看板にあります。理系的なことが好きな方には結構おすすめですよ。
おすすめ時間帯
オレンジ色に照らされるアンテナをみることができる夜がおすすめですよ。まれに、アンテナが動く瞬間を見ることが出来るそうですよ。私は見れませんでしたが…
アクセス
山奥にあるため、父島中心部から徒歩でのアクセスは1時間半ほどかかります。また、起伏もかなりあるのでレンタサイクルもおすすめできません。やはり、レンタルバイク・レンタカーでのアクセスがおすすめです。ナイトツアーにも組み込まれているので、交通手段がない方はそちらもおすすめですよ。
小笠原水産センター
小笠原水産センターには、小さな水族館が併設されています。料金はなんと無料です。気のせいかもしれませんが、本土の水族館よりも水が綺麗でした。タコとかウツボとかウミガメとか地元に生息する生物が展示されていましたよ。
ちょっとした体験コーナーには、アカバの歯磨きコーナーなるものがあります。本当に歯を磨くことが出来ます。まぁたぶん、威嚇しているだけなんだろうけど…
上の4枚の写真は、友人が撮影したものを特別に使用させていただいています。使用の許可を得たい方はこちらよりお問い合わせください。
営業時間
8:30~16:30(年中無休)
月・水・金の15:30~16:30は魚の餌やりタイムですので、予定があえばその時間に行くことをおすすめします。
アクセス
父島の中心部からは徒歩10分圏内です。駐車場も完備されているので、レンタカー・レンタルバイクでも問題ありません。もちろん、レンタサイクルでも大丈夫です。徒歩であれば、戦時中に作られたトンネルを通ることもできるので、個人的には徒歩でのアクセスがおすすめです。
湾岸通り沿いのトンネル
小笠原諸島父島は戦時中要塞化されていました。そのため、トンネルやトーチカがあらゆるところに残っています。経年劣化から中を通過できるトンネルの数は少なくなっていますが、湾岸通り沿いのトンネルは一般人でも通ることができます。父島の中心街から小笠原水産センターにアクセスする際の経路(徒歩)になりますので、ついでにいかがでしょうか?古いトンネルらしく壁面がデコボコしていますよ。
おすすめ時間帯
いつでも問題ありませんが、個人的には昼間がおすすめです。トンネルを抜けた先の水産センターにも行けますしね。
アクセス
自転車と徒歩以外進入禁止です。近くには無料駐車場があるので、車・バイクの方はそちらに停めてからアクセスしてください。父島の中心街からとても近いので、徒歩でのアクセスがおすすめですよ。
二見港の魚たち
ガイドさん曰く、漁港だから小笠原の海の中では汚れている方らしい。その二見港の写真がこんな感じ。
いやいや、めちゃめちゃ綺麗ですやん( ゚Д゚)
漁港なのに、サメやエイが優雅に泳いどります。ヤガラ、オジサン、ハリセンボンなどの小さめな魚も大量にいました。飛び込んだらつかみ取りできそうなぐらいにね。さすが、世界遺産小笠原!自然のレベルが違います。
おすすめの時間帯
日没後がおすすめです。漁港には明かりがあるので、こんな感じで水中を覗くことが出来ます。昼間は寝ている大きい生物を見ることが出来ますよ。
アクセス
水産センターの近くにあります。ですので、徒歩やレンタサイクルでも簡単にアクセスできます。周囲は街灯が沢山ありますので、夜間でもそれほど怖くはありませんよ。
中央山展望台
周りに展望台より高いものがほとんどないので、こんな感じで見晴らしは最高です。ここで見る夕日も素晴らしいと思います。ただし、10分ほど険しい階段を上る必要があるので、注意してくださいね。
おすすめ時間帯
朝から夕方の間ならいつでも大丈夫です。時間帯よりも天候を重視したほうが良いと思います。夜間は足場があまりよくないので、おすすめしません。
アクセス
レンタカーとレンタルバイク以外のアクセスは不可能です。徒歩だと2時間ほどかかってしまいます。レンタサイクルに関しても、起伏がすごいのでお勧めできません。
大神山公園のビーチ
父島の中心街から徒歩数分の所にある美しいビーチです。近くに売店があるので、何かを飲んだり食べたりしながらまったりすることが出来ます。波音を聴きながら、ゆるりとした時間を味わいたい人におすすめです。もちろん、海水浴もできますよ。私が行ったときはサーフィンをしている人もいました。
おすすめの時間帯
昼間ならいつでも大丈夫です。個人的には、12~14時頃がおすすめです。暑い中、海水に足を浸すと気持ちよいですよ。
アクセス
父島の中心街の目と鼻の先にあるので、徒歩でのアクセスがおすすめです。売店や飲食店も徒歩圏内にありますよ。
まとめ
小笠原には想像以上にたくさんの自然があります。今回はその自然を存分に味わえるスポットを紹介しました。気になる場所がありましたら、是非とも訪れてみてください。この中で特におすすめなのは、小港海岸の星空と二見湾の魚たちです。個人的に、この二つは小笠原観光に欠かせないものだと思います。以上、参考になりましたら幸いです。
最近のコメント