目次
岩倉実相院門跡
実は二度目の訪問です。床みどりに魅せられてまた来ちゃいました。世間的には床もみじのほうが有名みたいだけど、床みどりも負けたもんじゃない。と個人的には思っています。残念ながら、この床みどりを写真に収めることは文化財保護の観点から不可となっています。なので、ゆかみどりの写真は実相院の引用写真です。
引用元:実相院門跡
二回目だけど、やっぱり美しい。明と暗、直射と反射の対比がたまらない。対比があるからこそ、お互いの良さが際立つんでしょうね。ミスチルの「GIFT」の一節を思い出しながらそう感じました。
実物を見ると撮影を禁止する気持ちもわかる気がします。中途半端な性能のスマホカメラで撮影したら、この美しさを写し取ることができないだろうし、結果として床みどりの品位損なうことにもなりかねないから。それでも、こっそりと撮影をしようとする人もいるらしく、大量の監視カメラが配備されていました。
しっかりルールを守って観光しましょうね。
岩倉実相院門跡の目玉はもちろん床みどりですが、それだけではありません。外には小さな庭園もある(庭園は屋外なので、撮影可能)前回は少し散らかっていたけど、今回はとても綺麗に掃除されていましたね。青々とした苔は夏の猛暑の影響をものともしていないようでなかなか綺麗でした。
ちなみに、僕が個人的に思う苔が最も美しい寺院は「祇王寺」と「大原三千院」です。興味がある方は行ってみてくださいね!(祇王寺は写真を撮り忘れちゃった…笑)以下の写真は三千院です。まさに、苔の絨毯!
追記(1/26)
京都で雪が降った際に、岩倉実相院に再度訪問させていただきました。で、その時の写真がこちらになります。京都市内は年に数回しか雪が降らないので、床みどりや床もみじよりもレアと言えるかもしれません。実際、大きな一眼レフを抱えたおじさん達が数人いらっしゃいましたしね。やはり、日本庭園と雪景色の相性は素晴らしいものがあります。
このように積雪している時のみ、雪化床というものを見ることができます。雪化床とは、雪化粧をした木々が床に反射して見える景色のことを指します。今回はその景色も見ることができました。ただ、一つ残念だったのは、雪が解け始めていて木々への雪付きが悪かったことですね。可能ならば、気温の低い早朝に行った方が良いかもしれません。
周辺のおすすめスポット
岩倉実相院門跡周辺には、無料で楽しめる気持ちいいスポットがいくつか存在します。
石座(いわくら)神社
田舎感あふれる古めかしい神社でした。京都には高名な神社がたくさんあるけど、個人的にはこのような昔ながらの神社が好きです。自然と心が落ち着くんですよね。
一言神社
この古めかしい鳥居を抜けて、さらに階段を上ると高さ2mくらいのかわいい鳥居がありました。
一言神社に祀られているのは、一言主大神(ひとことぬしのおおかみ)です。その名のとおり、一言だけ願い事を聞いてくれます。一言だけだからこそご利益もすぐに現れそうな気がします。贅沢せずに一言だけ願い事をしましょう。
不動の滝
滝と呼ぶには少々派手さが足りませんが、水が石を穿つ音や苔の上を滴り落ちる水には侘び寂びが感じられました。
たま「ねぇねぇ、てつさん」
たま「侘びと寂びの違いを知ってますか?」
てつ「詳しくは知らへんな」
たま「ぷぷぷ、知らないんですかぁ~?」
たま「日本男児としてそれは…」
侘びと寂びの違いをきちんと調べました。気になる方はご覧ください。
一通り滝を眺めた後、看板に目を移すと…
ふむふむ…
向かって右に「不動明王」、左に「妙見菩薩」
んんっ??
どっからどーみてもこれってアレだよね…
岩倉実相院門跡のまとめ
住所
京都府京都市左京区岩倉上蔵町121
営業時間及び営業日
9:00~17:00(不定休)
アクセス法
- 車
駐車場代無料(11月15日~12月5日の混雑期を除く) - 電車
叡山電車 岩倉駅から徒歩20分(道中の景色がきれいです) - バス
京都バス24系統・岩倉実相院ゆき「岩倉実相院」で下車。岩倉実相院の目の前にバス停があるので迷わないと思います。
ワンポイントアドバイス
・テロ・盗難対策のため、車を駐車したことを受け付けに報告しなければならない(最悪の場合、警察に通報することがありそうです)
・午前11時~午後1時の間がおすすめ!(ご飯時だから人が来ない)
・晴れた日がおすすめ(床みどり・床もみじが映えるから)
・雪化床を見に来るときは防寒対策を万全にすること。別の部屋にストーブを設置されていますが、雪化床のところには暖房器具がありませんからね。
・雪化床を狙うなら、寒くても早朝に行くこと。昼間になると雪が解け始めてしまいます。
最近のコメント