会社でもプライベートでも愚痴の多い人は多くいます。
「俺の頑張りが認められない」とか…
「私の気持ちを察してくれない」とかね…
毎回愚痴を聞いていると、聞いている側が疲れますし、ストレスもたまります。
そこで、愚痴の多い人に共通する特徴と対処法について具体例を交えて解説します。
目次
愚痴の定義とは?
まず、愚痴の定義を明確にしましょう。
辞書で意味を調べると次のようにあります。
①言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。
②仏語。三毒の一。心性が愚かで、一切の道理にくらいこと。心の迷い。また、そのさま。
引用:小学館 デジタル大辞泉より
日常的に使用される愚痴は①の「言ってもしかたのないことを言って嘆くこと」ですね。
ここで、愚痴の具体例を挙げたいと思います。
- 上司に頑張りが認められず、上司の悪口を言う
- 電車の遅延でイライラしたと文句を言う
- 周囲と比較して、自分の家族を否定する
愚痴には一切の生産性がありません。
理由は、現状を嘆くのみで解決策を生まないからです。
愚痴を言う暇があるなら、状況を変えられるように努力するほうが良いです。
とはいえ、愚痴によってストレス解消はできるので、ある程度の愚痴はOKです。
愚痴が多い人の特徴
承認欲求が強い
愚痴で現状打開はできませんが、承認欲求を満たせます。
愚痴を言われると、私たちはどう反応するでしょうか?
大抵は「気持ちが分かる」と共感し、相手の感情を肯定します。
そうすると、愚痴を言った側は自分のことを分かってくれた・認めてくれたと感じます。
このようにして、承認欲求を感じられるわけです。
私の周りにも愚痴を良く言う知り合いがいます。いつも適当に「分かる!」とか「それは先輩が悪い!」など相手に同意するようにしています。そうすると、相手は満足します。
要は、解決策を提案するのではなく、話を聞くことが重要なのです。
逆に、愚痴を言った相手に説教をするとどうでしょうか?
愚痴を言う側は良い気分にはなりません。自分のことを認めてもらいたいのに、否定されたわけですから。時には、それが原因で言い争いになる場合もあります。
責任感が乏しい
武田信玄の名言に「一生懸命だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。」とあります。
確かにその通りで、責任感のある人間は一生懸命に物事に取り組みます。
そのため、愚痴を言うのではなく、知恵を絞ることに時間を使います。
私の周りにいる責任感の強い人は文句を言う前に手を動かします。文句を言ったとしても手は動いています。
一方で、責任感の無い人は中途半端に物事に取り組みます。そのため、問題にぶつかると逃げてしまい、愚痴を言ってしまうのです。
このように、責任逃れを目的とした愚痴も存在します。
ストレス耐性が高い
愚痴の多い人はストレス耐性が高いです。
その理由は、愚痴を吐くことでストレスを発散することが出来るからです。
逆に、愚痴を言えない人は知らぬうちにストレスを蓄える可能性があります。
私もそれが原因でメンタルのバランスを崩した人を知っています。
そのため、愚痴を吐くことでストレスを発散できる人は幸せ者なのです。
ですから、完全に否定するのではなく、時にはうまく愚痴を活用して息抜きをすると良いです。
そうすれば、ストレス耐性を身に着けられます。
愚痴が多い人への対処法
頑張りを認めてあげる
愚痴が多い人の「頑張りを認めること」が重要です。承認欲求を満たせば、文句を言いながらも頑張ってくれます。
「愚痴を聞いて共感する」だけで十分なメンタルケア効果になるのです。「愚痴を聞くこと」は時として面倒ですが、扱い易いと考えることもできます。
むしろ、愚痴を一切言わない人は、知らない内に大きなストレスを抱えることがあり、危険です。
ですから、愚痴を言われたら否定するのではなく、共感して認めてあげるようにしましょう。
愚痴に反論する
最悪の場合、人間関係が破綻する可能性があります。
しかし、それでも良いと思えるほどの愚痴の多さなら、反論するのもありでしょう。
愚痴を聞きすぎて自分がしんどくなりそうな時は試してみると良いでしょう。
そうすれば、愚痴をぶつけられる機会も減ります。愚痴を聞くことは大切ですが、余りに聴きすぎるとこちらがくたびれますからね。
とはいえ、基本的には「頑張りを認めてあげる」対処法がおススメです。
まとめ
愚痴の意味は?
「言ってもしかたのないことを言って嘆くこと」です。
そのため、愚痴を吐くこと自体は本質的に無意味な行為と言えます。
ただし、愚痴を言うことでストレスを解消できることもあります。
愚痴が多い人の特徴は?
愚痴が多い人の特徴として、「承認欲求が強い」・「責任感に乏しい」・「ストレス耐性が高い」などが挙げられます。
これらの特徴の中でも、「承認欲求が強い」という傾向は多くの人に共通しています。
愚痴が多い人への対処法は?
基本的な対処法は、「話を聞いて相手に共感すること」です。
そうすると、相手は「自分を認めてくれた」と安心し、ストレスが解消されます。
愚痴相手は大変ですが、奉仕の精神で相手を受け入れると良いです。
そうすれば、いざという時に味方になってくれることもあります。
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