一瞬で分かる!良いセミナーと悪いセミナーを見分ける3つのポイントについて

社会人になってから多くのセミナーを受けてきました。そうした中で、良いセミナーと悪いセミナーの間には分かりやすい3つの違いがあることに気付きました。

それは、「経歴説明の詳しさ」・「笑いの要素の有無」・「意図的なアメとムチの有無」です。というわけで、今回はこれら3つのポイントについて説明していきたいと思います。

セミナーを見分ける3つのポイント

経歴説明のやり方

結論から先に述べると、経歴をテキトーに話す講師は役立つセミナーをする傾向にあり、経歴の詳細をパワーポイント等を用いて話す講師はダメなセミナー傾向にあります。

セミナーでは、講師の経歴がほぼ必ずと言ってよいほど説明されます。そりゃ、聴衆もどういう人が講師になっているのか気になりますからね。そのため、経歴を説明するからって必ずしもダメなセミナーとは限らないわけです。

しかし、パワーポイントに経歴をぎっしり書き込むなどしている場合は注意が必要です。特に、起業とか独立など華々しい文言が入っている場合はお気を付けください。

それは、内容よりも外面で勝負しようとしている証拠だからです。ダメなセミナー講師の場合は内容だけで勝負できませんからね。自然と経歴で自身の発言を権威付けしたくなるんです。

逆に、良いセミナーの講師は自分の経歴をテキトーに話します。そもそも、自分の経歴を紹介するスライドなんて作りません。そりゃ、中身だけで十分に勝負できますからね。そして、良いセミナーだったなと後で講師名を調べてみると、凄い経歴の人でしたってことが良くあります。

笑いの有無

優れたセミナー講師は笑いによって受講者の集中力低下・眠気をケアします。

長い時間セミナーを受けていると、集中力が低下して、眠くなったりします。そういった時に、優れたセミナー講師は笑いを入れるんです。そうすることにより、受講者の頭が切り替わって集中力が復活するんですね。

一方で、ダメなセミナー講師は手をたたいたり、大きな声を出したりして、受講者の目を覚まそうとします。しかし、それによる効果は一過性のものでしかありません。そのことは学生時代のことを思い返せば簡単に分かると思います。

このように、優れたセミナー講師は受講者が集中した状態でセミナーを聞けるような技術(笑いの技術)を持っているのです。

意図的なアメとムチの有無

優れたセミナー講師の場合は、意図的にアメとムチを使いません。一方で、ダメなセミナー講師はセミナーを通して意図的にアメとムチを使用します。

ダメなセミナー講師が意図的にアメとムチを使い分けるのには理由があります。それは、受講者に成長していると勘違いさせることができるからです。本当に成長していなくても、成長感さえあれば次回もリピートしてもらえますからね。

良くある手法としては、セミナーの初めに受講者達を叱り飛ばして、最後に褒めちぎるという方法があります。そうすることで、セミナー受講者に成長している感覚を与えることができるわけです。

このように、悪いセミナー講師は心理テクニックを駆使して自分のセミナーを良く見せようとします。そうじゃないと、化けの皮が剝がれてしまいますからね。

逆にいうと、良いセミナー講師はそんな手を使わなくても、受講者に十分な価値を提供できます。そのため、意図的にアメとムチを使い分けるような心理テクニックを多用することはありません。

まとめ

役に立つセミナーと役に立たないセミナーには大きな違いあります。しかし、それをすぐに見分けることは結構難しいです。なぜなら、悪い講師はセミナーの見かけを良く見せることに長けているからです。

というわけで、今回は悪いセミナーと良いセミナーを見分ける次の3つのポイントについて紹介しました。

  • 経歴説明の仕方
    口頭でさらっと経歴を説明する講師は優秀な傾向にあり、経歴を丁寧に説明する講師はダメな傾向にあります。

  • 笑いの有無
    優秀なセミナー講師は、受講者の様子まで気を配ることができます。もし、集中力が低下している様子があれば、話の途中に笑いを入れて受講者のケアをします。

  • 意図的なアメとムチの有無
    悪いセミナー講師は、意図的にアメとムチを使う傾向があります。良くある手法としては、セミナーの初めに受講者達を叱り飛ばして、最後に褒めちぎるという方法があります。これにより、(成長していなくても、)成長しているという実感を与えることが出来るわけです。優れたセミナー講師はこのような小手先の手を使うことはあまりありません。