世の中にはやたらと揚げ足を取る人がいます。
出来るだけ関わりたくないものですが、時には避けられないことも…
そこで、今回は、揚げ足を取る人の心理と3つの対処方法について解説します。
目次
「揚げ足を取る」の意味
「揚げ足を取る」の意味は次のように定義されています。
人の言いまちがいや言葉じりをとらえて非難したり、からかったりする。
出典:デジタル大辞泉
つまり、本質的ではない枝葉末節の間違いに着目することを意味します。
そのため、生産性がなく、周囲の人のモチベーションを下げてしまいます。
揚げ足を取る人の心理と特長
承認欲が強い
揚げ足を取る人は過剰な承認欲求を持ちます。
相手を追求することで、承認欲求を満たせ、有能性を誇示できますからね。
しかし、分かる人には「この人はすぐに揚げ足を取るなぁ」と分かります。
ですが、当の本人は自分に酔っているので、気付かないことが多いです。
フランスの思想家であるボルテールも「知性は、答えではなく質問ではかられる」との言葉を遺しています。
正義感が強い
揚げ足を取る人は、正義感の強い人が多いです。このタイプの人は敵とみなす人を攻撃します。
なぜなら、自分の思考こそが正義であり、絶対的だと考えていますからね。
枝葉末節に至るまで徹底的に間違いを探すのです。結果、「揚げ足を取る」ようになるのです。
ニュースでも分かるように、政治分野では特に相手憎しの批判が見られます。
揚げ足ばかり取る人への対策
真正面から挑む
「揚げ足取り」だと直接説明することです。
ただ、上司にやれば、居心地も悪くなります。部下に対してやれば、パワハラ扱いされます。
とはいえ、気を遣う必要がないので、精神的には楽です。
今後の付き合いがない人にはやってみると良いでしょう。
ここで、具体例を挙げます。
揚げ足取りで有名な上司のAさんとその部下のBさんとの会話です。
緊急報告だったためか、Bさんが受け取った資料の一部に誤りがありました。
幸い話の本筋は間違っていなかったので、その資料を用いて、Aさんに報告することになりました。
その会話の一部始終から考えてみましょう。
以上のように、会話がヒートアップする可能性があるので、注意が必要です。
やり過ごす
やり過ごすことも一つの手です。
精神的に疲れないので、おすすめです。ひたすら耐えていれば、向こう側が飽きてくれます。
長引かせることによって、周囲からの同情を買うこともできますからね。
では、先ほどと同じ具体例で考えましょう。
とりあえず、謝り倒して嵐が過ぎるのをひたすら待っていますね。
表面上謝る程度なら精神的な負荷も小さいので、おススメです。
おだてる
おだてるのは、精神的な負荷は大きいです。心と体がちぐはぐな状態になりますからね。
しかし、効果的な対処法ではあります。
揚げ足をとられても、表向きには怒らず質問や指摘に丁寧に答えましょう。
そうすれば、向こう側の自尊心が満たされるので、風当たりが優しくなります。
うまく行けば、自分の考えを通しきることもできます。
先ほどと同じ具体例で考えてみましょう。
自分が正しいのに、間違っている人をおだてるのはつらいので、ほどほどにしましょう。
まとめ
揚げ足を取るとはどういうこと?
揚げ足を取るとは、「本質的な点を追求するのではなく、枝葉末節の間違いを指摘すること」です。
基本的に生産性はありません。全く無意味な行為です。
揚げ足を取る人の心理・特徴は?
揚げ足を取りたがる人は、承認欲求と正義感が強い傾向にあります。
人によっては、プライドが高い方もいるので、注意が必要です。
変に刺激すると、継続的に目を付けられる危険性があります。
揚げ足を取りたがる人への対抗策は?
穏やかな順から、「おだてる」・「やり過ごす」・「正面から挑む」です。
長期的な付き合いが続きそうな場合はなるべく穏便な手段をとることをおすすめします。
関係性が一度壊れると修復するのに多くの精神的負荷がかかりますからね。
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