モロゾフの「ウイスキーボンボン」があまりにも美味しい件

皆さんは、「ぼんぼん」という言葉に対して、どういう印象を抱くでしょうか?だいたい、二代目、三代目のお坊ちゃんでロクなのがいない、なんて思ってません?確かに、世の中の「ぼんぼん」にゃ、そういうヌルい感じの方もいらっしゃるかもしれません。しかし!ウイスキー界のボンボンは違うんです。しかも、モロゾフ出身のボンボンはねぇ、一味違うんだなぁ。

 


モロゾフの「ウイスキーボンボン」について

「ウイスキーボンボン」とは、ウイスキーをチョコでコーティングしたお菓子のことです。フランスでいうところの「ボンボン・ア・ラ・リキュール」の一種ですね。「ア・ラ・リキュール」とは「お酒が入った」という意味で、前半の「ボンボン」とはフランス語で「良い」を意味する“Bon”を重ねたものと言われています。

元々は、砂糖やなんかでコーティングしているお菓子らしいのですが、その内、チョコでコーティングされたものが「~ボンボン」という洋菓子として、定着してしまったようですね。

私は昔から甘党でしたが、同じチョコでもお酒の入ったチョコというものが苦手でした。ウイスキーやブランデー、または、リキュールなんかが入ったチョコだと気付いたら途中で「うえ~っ!」てしてましたね。

ところが、大人になったからかなぁ。食べられるようになったんですよ。まあ、あくまで「食べられる」というだけであって、好んで食べることはしませんでしたが。モロゾフのボンボンと出逢うまでは。でも、出会っちゃったんだなぁ。

初めて食べた時も、好んでというよりは、何気なく口にしただけなんです。でも、一口で虜になりました。チョコの表面は滑らか。味も好み。そして、一噛みするや、中から「とろ~り」としたウイスキーが心地良い香りと刺激を与えてくれるわけです。中の空洞にいたるチョコの厚さも程良い。さらに、噛む度に、シャリシャリと心地良い歯ごたえがする。飲み込むまでの、甘いチョコとウイスキーの相まった風味が堪りません。口腔から鼻腔に至るまで、様々な刺激を与えてくれる。正直、これほどまで完成されたと思えるウイスキーボンボンを食べたことは、記憶にないですね。

そして、驚くべきはその値段です。10個入りの袋だと、3袋で1000円というコスパの良さ。一粒あたり約34円!コンビニで売られているチロルチョコが一粒20円であることを考えると、そのわずか1.7倍に過ぎません。もちろん、チロルチョコも好きですが、モロゾフボンボンのコスパの良さは桁違いだと個人的には思います。

 


モロゾフの「ウイスキーボンボン」のおススメの食べ方

チョコと言えば、コーヒー?確かに、チョコにはコーヒーが良く合いますが、実は、中に何も入っていないプレーンのチョコなんかだと、抹茶も意外と合ったりするのです。しかし、今回はウイスキーが入っていますからね。特に、ウイスキーは香りが強いので、コーヒーや抹茶の香りと打ち消しあって、あまりよろしくありません。

実は、モロゾフのウイスキーボンボンは、ホットミルクと相性抜群です。ホットミルクに好みの量で砂糖を入れ、1~2滴ブランデーをたらすと、実に香りも良く、美味しくなりますよね?あれと同じようなことが言えるのかもしれません。じゃあ、同じモロゾフの「ブランデーボンボン」で良いんじゃないかってなりそうですが、そこはウイスキーボンボンです。あくまで個人的な好みによるのでしょうが、香りとチョコのマリアージュ的には、ウイスキーボンボンの方に軍配が上がると思います。

 


モロゾフのウイスキーボンボン購入について

モロゾフの各店舗に行けば、購入できます。もちろん、ネット販売もしています。ただし、季節限定ですので、お気をつけ下さい。夏季は販売しておりません11月~2月頃の販売となっております。

値段の割には高級感もあるので、お土産なんかにはピッタリだと思います。子どもでも食べられますが、一応、アルコールを含んでいるので、大人になってからの方が良いかもしれませんね。

販売は冬季だけとなっておりますので、私はこの時期に、なるべくたくさんストックしておきます。冷蔵庫で保存していれば、夏にでも取り出して、食べられますからね。ただ、夏にホットミルクを飲むかと言われるとなかなかキツいので、やはり発売される冬季に温かいミルクと一緒に楽しみたいところです。シャリシャリとした甘さにとろりとしたほろ苦さが溶け合い、果実味の混じったコクのある香りが鼻腔を抜けていく逸品を是非ともお試しいただきたいですね。

by    tetsu