三県境にある秘境の絶景カフェ「瀞(どろ)ホテル」に行ってきた

瀞ホテルという名の由来と思い

8月中旬に川湯温泉というところに旅行してきました。名前の通り、川から湯が湧く温泉。そして、翌日の昼食に「瀞(どろ)ホテル」へと行きました。

ホテルという名称だけあって、10年ほど前までは旅館業を営んでいたらしい。3代目の父が亡くなったのを機にホテルを閉鎖されました。その後、平成23年に豪雨災害があったことをきっかけに家業を継ぐことを決心し、平成25年にカフェを開業したらしい。

いい話だ…(´;ω;`)ウッ

ということを事前に知っていたので、食べて応援♪という気持ちで「瀞ホテル」へと車を走らせました。

到着したのは11時ごろ。営業開始は11時半からだけど、結構混むと聞いていたので早めに着いた。その時には、既に2組並んでいた。前から数えて3組目なので、開店と同時に入れると思いきや、予約者がいっぱいで店に入れないw( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

予約制度なんてあったんだ…事前調査ってホントに大事ですよね。それほど、おなかが空いていたわけでもなかったので、整理券をもらって周囲をふらつくことにしました。河原から見上げた瀞ホテルがこちら!ホントどえらいところに建ってますなぁ。ちなみに、写真左下の水面付近が三重・奈良・和歌山の三県境です。県境マニア垂涎のスポットだとか…σ(・・ ̄ )

川辺で水遊びをしているとあっという間に時が過ぎ、指定された時間になった。というわけで、瀞ホテルに移動ε=ε=ε=ε=( * ̄▽)ノノ

ごはんと景色のマリアージュ

入ってみると、趣のあるレトロな造り。始めての訪問なのになぜか懐かしさがこみ上げてきます。店内は全席瀞峡が見えるようにカウンター席になっていました。こういう気遣いって本当に有難いんですよね。絶景を謳っている割に景色の見えないところがあるカフェって結構あるし。で、これが案内されたカウンターからの景色です。

まさに絶景。泥ホテルのオーナーがこの美しい景観を守りたくなる気持ちが分かる。ゆったりと景色を眺めていると、注文した「ハヤシライス」と「自家製ジンジャーエール」が運ばれてきました。

至福の時間…

ハヤシライスは家庭的で暖かなお味でしたね。その味が店内の雰囲気・瀞峡の景色とひとつになってなんだかノスタルジックな気持ちになりました(●´ω`●) 確かに、専門店で食べる料理のほうが美味しいかもしれません。でもね、こういう感情を揺さぶる料理を食べるとそれだけじゃないんだと気付かされます。ごちそうさまでした。

ジンジャエールはオシャレな見た目に反して、野生的な味わい。なんせ、シロップにつけた生姜が輪切りにされて入ってますからね。辛口のジンジャエールが好きのボクとしては好みの味でしたよ。

帰り際にオーナーさんに「なんでカフェなのに、瀞ホテルって名前のままにしているの?」と聞いてみると、「宿泊業再開の願いを込めてそのままにしている」とのこと。いろいろ大変なことはあるんでしょうけど、宿泊業の再開を期待しています。宿泊できるようになったら、泊まりに行きたいなぁ。

まとめ

・予約はしておくこと
休日は特に混雑する。昼ごはんにありつけない人もいました。

・昼ごはんが売り切れていても入るくと
カフェだけでも十分に楽しめます。個人的にはジンジャエールがオススメです。

・二回の展望部にも行くこと
瀞峡の景色はもちろんのことですが、レトロ感あふれる客室も必見です(なかには入れないけどね)

・時間に余裕を持っておくこと
待ち時間が長くなることもあるし、店に入ると思いのほか長居したくなるからね。時間には余裕を持っていきましょう。