ポテトチップスが体に悪いは暴論?体に優しいポテチもあるよって話

役立つ知識

ポテトチップスは「安くて・美味しくて・癖になる」ので、一部界隈では「魔のスナック菓子」とも呼ばれています。

近年、そんなポテトチップスが全て害悪である言説も増えています。しかし、それは暴論と言えるのではないでしょうか?

なんでも悪二元論で考えるのはとても良くないことです。

例えるなら、農薬・肥料を大量散布して大量生産した外国産ジャガイモと有機農法で栽培されたジャガイモもひとまとめにして批判しているようなものですからね。

というわけで、今回はポテトチップスが悪と呼ばれる原因物質とそれを含んでいない製品についてご紹介したいと思います。

体に悪い理由

高カロリー

ポテトチップスはジャガイモを油で揚げたものなので、高カロリーです。一袋(60g換算)で330kcal程度となっています。要は、1g当たりのカロリーがとても多いわけです。

他の食品の300kcalと比較すると、次のような感じです。

  • ごはん一合(180g)
  • 食パン1.5切れ(110g)
  • コーンフレーク+牛乳(40g+200ml)

以上のことから分かるように、ポテトチップスのカロリー≒軽い朝食のカロリーです。

ただ、とてつもなく高カロリーというわけではないので、他の食事でカロリー摂取を抑えれば問題ないと言えます。

しかし、ポテチ(60g)とコーラー(500ml)の黄金バッテリーを組んでしまうと550kcalのカロリー摂取になってしまいます。これは、成人男性の必要カロリーの1/4程度にもなるので、注意が必要です。

塩分

ポテトチップスには、塩化ナトリウム(塩味)とグルタミン酸ナトリウム(うまみ調味料)の両方が入っています。

両者とも過剰摂取をすると健康を損ねる可能性があるので、ポテトチップスの消費量には気を遣いたいところです。特に、うまみ調味料はその美味しさから過剰摂取に繋がりやすいので注意が必要です。

近年のぐ健康志向もあって、減塩・化学調味料無添加のポテトチップスも販売されているので、そちらを購入してみても良いかもしれません。値段は高いですけどね…

アクリルアミド

これは、話題に上がっている有害物質です。農林水産省のページでもつぎのような表記があります。

食品を加熱調理する過程において、食品中では様々な化学物質が生成されたり、分解されたりしています。このとき生成する化学物質の中には、食品を食べやすくする、好ましい風味を醸し出す、保存性を高めるなど有用な効果をもたらすものがある一方で、私たちの健康に悪影響をもたらす可能性のあるものが副産物としてできることがあります。そのような加熱食品に含まれる有害化学物質のひとつが「アクリルアミド」です。

引用:農林水産省(食品中のアクリルアミドに関する情報)

そして、ポテトチップスを初めとしたさまざまな食品にこのアクリルアミドは含まれています。

その根拠となる情報は次の通りです。

  • アクリルアミドは、炭水化物を多く含む原材料を高温(120℃以上)で加熱調理した食品に含まれる可能性があります。例えば、ポテトチップス、フライドポテトなど、じゃがいもを揚げたスナックや料理、ビスケット、クッキーのように穀類を原材料とする焼き菓子などに、高濃度に含まれていることが報告されています。

引用:農林水産省(食品に含まれているアクリルアミド)

このような背景から、アクリルアミドフリーのポテトチップスも販売されるようになっています。ちなみに、この商品のカロリーは通常のポテチの2/3程度となっています。

まとめ

ポテトチップスは安全か?

結論としては、過剰摂取は危険です。適量の摂取なら体への害はありません。

しかし、ポテトチップスは高カロリーで、多量の塩分(塩化ナトリウム・グルタミン酸ナトリウム)が含まれるので、過剰摂取には注意が必要です。

また、揚げ工程のあるポテトチップスにはアクリルアミドが含まれているので注意が必要です。

通常のポテトチップスに不安を感じる方は、減塩・化学調味料無添加・ノンフライの製品をキーワードとして選ぶと良いでしょう。

大切なこと

大切なのは、ポテトチップスを食べるか?食べないか?ではありません。

最も重要なのは、食事全体の栄養バランスです。

ポテトチップスを食べなくても、日頃から脂っこいものばかり摂取していれば太ります。逆に、ポテトチップスを食べていても、普段の食事があっさり系なら、健康状態への影響はありません。

ですから、ポテトチップスの危険性について考えるだけでなく、食事全体のコントロールについて考える必要があるというわけです。