インスタントや缶コーヒーに飽きてきて、自宅で専門店のような美味しいコーヒーを飲みたいと考えている方は多くいらっしゃると思います。
とはいえ、いきなり高額なコーヒーメーカーやエスプレッソマシンに手を出すのも怖いですよね?もしかしたら、すぐに飽きるかもしれませんし…
というわけで、今回は自宅でコスパよく美味しいコーヒーを淹れる道具とその方法についてご説明したいと思います。
目次
必要な道具
必要な道具・材料を箇条書きすると次の通りになります。
- コーヒー豆
専門店から購入するのがおすすめですが、最近ではネットでも購入できます。 - コーヒーミル
珈琲豆を粉にする器具です。 - 珈琲ドリッパー+ペーパー
ハンドドリップでコーヒーを抽出する際に必要です。 - コーヒーポット
優しく注げるように、注ぎ口が細長い形をしています。 - プレス器
フレンチプレスで抽出する際に必要です。
コーヒー豆
一般的な専門店でコーヒーを購入すると、「豆のまま」か「挽き豆」を選ぶことが出来ますが、「豆のまま」の方がおススメです。それは、保存期間が大きく変わるからです。
開封後のコーヒー豆なら、賞味期限は1か月程度です。とはいえ、焙煎から2週間以上たつと明らかに香りのレベルは落ちるので、早めの消費がおすすめです。
一方で、コーヒー粉なら、賞味期限は1週間程度です。こちらも、3~4日で香りのレベルが落ちるので、理想的には数日以内には消費したいところです。
以上のことから分かるように、美味しいコーヒーを長い期間楽しむためには、豆のままの購入がおすすめです。ただし、豆を挽くためには、「コーヒーミル」が必要になります。
また、美味しいコーヒーを淹れるためには適切な豆の量を計測する必要があります。ですので、電子はかりを用意しておくと良いでしょう。
コーヒーミル
そんなコーヒーミルには、「手動式」と「電動式」があります。利便性の観点では、電動式>手動式ですが、価格で見ると手動式の方が優れます。そのため、個人的には手動式のミルをおススメします。
また、価格を決定する要素として、コーヒーを挽く方式もあります。その方式は、「プロペラ式」・「臼式」・「コニカル式」に分かれます。
これを価格の安い順に並べると、「プロペラ式」・「臼式」・「コニカル式」となり、性能順(粒度の均一性)で並べると、「コニカル式」>「臼式」>「プロペラ式」となります。
以上のことから、コニカル式の手動コーヒーミルが価格的にも性能的にも優れていると言えます。また、アマゾンなどでネットショッピングする場合は、「令和最新版」と銘打つノーブランド製品には注意をしましょう。
コーヒードリッパー・ペーパー
コーヒードリッパーには、様々な「材質」・「大きさ」・「形状」がありますが、初心者の内は大きさ以外あまり気にする必要はありません。
なぜ、大きさが重要か?というと、抽出する量によって適切なドリッパーのサイズが変わるからです。ドリッパーには必ず~人用という文章があるので、自分の用途に合うような製品を購入するようにしましょう。
材質については、陶器・ガラス・プラスチック・金属・シリコンなど多岐にわたりますが、初心者にはプラスチックがおススメです。その理由は、値段が安くて、臭い移りもしにくいからです。
コーヒーポット
コーヒーポットは、細口で長いポットを買いましょう。その理由は、優しく・少しづつ・持続的に注げるからです。また、見た目的にもおしゃれなので、持っていない方はご購入をお勧めします。
市販の電気ケトルの多くは、注ぎ口が大きく短いので、どうしてもお湯を淹れる速度や位置にムラが生じやすくなります。実際、私も初めはお金をケチって電気ケトルで淹れていましたが、上手くいかない時が多かったですね。
コーヒープレス器
ペーパードリップではなく、フレンチプレスの場合に必要になります。フレンチプレスは、ペーパードリップよりも手順が簡易的なので、素人でも安定した味を出すことができます。
プレスでコーヒーを抽出する場合は、コーヒー粉の粒度がより重要になります。それは、細かく削られすぎた豆が金属網を透過してしまうからです。ですので、プレス式でコーヒーを飲みたい方は、高性能なコーヒーミルを購入する方が良いですよ。
美味しく淹れる方法
初心者でも簡単にできる美味しいコーヒーの淹れ方のコツ4選について解説します。
器を温める
コーヒーを淹れる際は、お湯でコーヒーカップやサーバーを予め温めておくことをおすすめします。ただ、猫舌の方は熱すぎると飲めなくなってしまうので、必ずしも温める必要はありません。
しっかりと蒸す
蒸すことの重要性はハンドドリップにもコーヒープレスにも共通することです。蒸す際は、コーヒーをお湯になじませて30秒ほど待つと良いです。これをするだけで、香りが豊かになりますよ。
端にお湯をかけない
ハンドドリップの際は、端部にお湯をかけないようにしましょう。その理由は、端部にお湯をかけると壁面を伝わってすぐに流れてしまうからです。そうすると、味の薄いコーヒーが出来てしまいます。
最後まで出し切らない
ハンドドリップは最後まで出し切らないことが大切です。勿体ないと感じるかもしれませんが、最後まで残っている液体は雑味のかたまりなので、捨てるようにしましょう。
本当に?と疑う方は実際に飲んでみても良いでしょう。私も疑り深い性格なので、実際に試してみましたが、コーヒーのでがらしと同じ香りがしましたよ。
まとめ
最後に、コーヒー初心者が考えがちな疑問について簡潔にまとめたいと思います。
- おススメのコーヒー豆の買い方は?
コーヒー専門店の豆を「豆のまま」購入しましょう。可能であれば、生豆をその場で焙煎してくれるお店を選ぶとよいですよ。 - コーヒーを淹れるための必要最低限の道具は?
「コーヒーミル」・「ドリッパーとぺーパー」(百均でも購入可)・「プレス器」(フレンチプレスの場合)・「コーヒーポット」です。コスパを重視すれば、5000円程度で揃えることも可能です。 - 美味しく淹れるコツは?
「器を温める」・「30秒程度蒸す」・「端にお湯をかけない」・「最後まで出し切らない」の4つです。どれも簡単にできるコツですので、是非とも実践してみてください。
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