仕事とプライベートを分けるべきか?分けないべきか?と悩む方は多いです。
もちろん、正解はありません。それは、会社でも同じです。
例えば、高給企業で有名なキーエンスは、部下との飲み会を禁止しています。逆に、飲みにケーションを促進するために、懇親会費を負担する有名会社もあります。
このように、利益をきちんと確保している会社でも、仕事のスタイルは180度異なるのです。
要は、自分の考えに沿って、ワークライフバランスを考えれば良いのです。
そこで、人間関係を仕事とプライベートで分けることのメリット・デメリットを整理・解説します。
目次
仕事とプライベートを分けるメリット
会社への依存度を減らせる
プライベートまで会社に依存すると、会社・仕事≒人生になります。
会社や仕事が好きな方はそれでも良いですが、会社に全賭けというのもハイリスクです。
会社とは別の人間関係は、しっかり持っておく方が精神衛生上も良いです。特に、休日まで会社の人と時間を共有すると、視野が狭くなるので注意が必要です。
価値観が固定化しない
会社の人とのみ人間関係を築いていると、多様性が減り、価値観が固定化されます。
特に大企業では、会社内の人間関係のみ完結できるので、価値観が狭まりやすいです。特に、1つの会社にずっと勤めているおじさん世代は、悪い意味で世間知らずになっている傾向が見られます。
企業の謝罪会見で、なんでこんなに感覚がずれているのだろう?と感じる方も多いですが、その根本には、こういった価値観の固定化があります。
もちろん、会社の人と仲良くするのは悪いことではありません。しかし、会社=世界と考えないようにしたいですね。
可能なら、自分のいる業界とは全く別の人たちと交流して、自身の知見を広げると良いです。今の時代は、そういうタイプの人材が会社からも重宝されます。ですから、外との関わりを持っておきましょう。
オン・オフの切り替えがやりやすい
仕事の時間は会社、休みの時間はプライベートと分けることでオンオフの切り替えが楽です。
私は気持ちの切り替えのために、休日には会社の人と極力会いません。ついつい仕事のことを考えてしまい、人生の優先順位を誤りそうですからね。
休日も仕事のことを考えてしまう方は、オンオフの切り替えを意識してみましょう。
社内の人間関係に振り回されない
プライベートに社内の人間関係を持ってくると、フラットな関係を持てなくなります。
関係がうまく行っている時は良いですが、トラブルが生じた時に、プライベートの領域までダメージが生じます。つまり、仕事上のトラブルが人生にダイレクトなダメージを与えるのです。
人間関係に振り回されないためにも、仕事とプライベートの割り切りは大切です。
また、職場の人間と性格が合うとは限りません。人間関係上、苦手な人と遊びに行かなければならないなんてことにもなりかねません。
また、周りに流されすぎて自由にできないというデメリットもあります。仕事とプライベートを完全に割り切る必要派ありませんが、自分が自由に使える時間は確保するべきです。
仕事とプライベートを分けることのデメリット
重役に名前を憶えてもらいにくい
仕事とプライベートを分けていると、重役に顔を覚えてもらいにくくなります。
逆に、飲み会やゴルフなど積極的に参加すれば、平社員でも名前と顔を覚えてもらえます。
最近は、プライベート重視の傾向が高まっているため、その逆を攻めるのも戦略としては良いです。
いわゆる逆張りというやつです。今は出世意欲の低い若者が多いので、そこで昭和的な自己主張をすることで、一気に評価させる可能性が高まります。
今の時代、一周回って出世のコスパが良くなる可能性もあるので、意欲のある方は仕事・プライベートごちゃまぜで、人脈を作っていくのも一つの手と言えるかもしれません。
愚痴・悩み相談がやりづらい
会社でプライベートな人間関係を築いていると、愚痴や悩み相談などを気軽にできます。
同期と一緒に飲みに行って会社の悩み相談をしたり、同僚と一緒に上司の愚痴も言えます。
このように、会社の人間関係をプライベートに持ち込むことはデメリットばかりではありません。
仕事とプライベートを分けるべきか?のまとめ
仕事とプライベートを分けるか否かは自分の価値観によります。
出世を目指す方は、プライベートを犠牲にしても、仕事関連の時間を確保すべきです。もちろん、起業を目指す方にも同じことが言えます。
逆に、仕事はお金を稼ぐ手段と割り切る人は、仕事とプライベートを分ける方が合理的です。
出世を目指すスタイルから、プライベートを重視する路線変更はいつでもできますが、逆はなかなか難しいです。ですから、新卒で入って数年は自分の適性をするためにも、あまり仕事とプライベートを分けない方が良いかもしれません。
最近のコメント