信長の野望・大志PKにおける決戦の有利・不利は兵力×部隊の強さによって決まります。ですから、兵力も部隊の質も劣っていれば、なかなか決戦に勝つことは難しくなります。
しかし、その不利をひっくり返す方法があります。それは、作戦・罠・軍施設をフル活用することです。そうすれば、戦力的不利な状況でも勝利に繋げることができます。
その中でも、今回は罠と軍施設に焦点を絞ってそれぞれの効果と特徴について解説したいと思います。
罠と軍施設の良い点は、軍議力さえあれば武将の質に関係なく使用できる点にあるので、弱小大名家プレイをする際はフル活用したいところです。
目次
罠について
罠には二つの範囲があります。一つ目は黄色の線で囲まれている範囲です。もう一つがその周囲を取り囲む白線の範囲です。前者は罠が発動する範囲、後者は発動した罠の効果範囲を示しています。
罠発動のための範囲と発動した際の効果範囲が異なることにより、複数の敵を同時に罠に嵌めることが可能となっています。それを踏まえたうえで、まずは罠から説明したいと思います。
沼罠(軍議力:15)
沼罠の効果は、一定期間の攻撃不可と移動速度低下です。森林や川以外なら、どこでも設置することのできる万能な罠です。
この罠と鉄砲隊との相性は抜群です。
その理由は敵の発見と敵の足止めを同時にできるからです。部隊が罠にハマると一方的に位置を特定することができます。そうすると、鉄砲隊による奇襲が極めて容易になります。
また、鉄砲隊なら移動速度の低下により敵の進軍を遅くしている間に、一方的な攻撃を浴びせることが可能です。鉄砲隊の攻撃レンジは広いですからね。この時にはほぼ確実に奇襲が決まっているので、敵の防御が低下により削りやすい状態となります。
以上のことから、鉄砲隊と沼罠の相性は抜群と言えます。しかし、それだけではありません。鉄砲隊と連動して、側面から騎馬隊・足軽隊をぶつければ、移動速度が低下した敵部隊を挟撃することもできます。
奈落(軍議力:8)
森林地帯で使用できる罠です。この罠の魅力は8という軍議力消費の低さです。ですから、山岳戦なら、あらゆるところに奈落を設置することが出来ます。その効果は敵の移動不可と味方が接敵した際の奇襲判定です。
沼罠と同じく鉄砲隊との相性が抜群です。特に敵の移動不可は有効で一定時間一方的に攻撃を加えることができます。また、接敵時に奇襲扱いになるので、側面からの攻撃も忘れないようにしておきたいところですね。
コストが低いので、二重に防衛ラインを構築することもできます。そうすれば、本格的な戦闘になる前に多くの敵戦力を削ることも可能となり、劣勢でも再現性のある勝利を目指せるようになります。
埋火(軍議力:15)
埋火の効果は、敵兵力の消耗と士気の低下です。この罠は大勢力同士の決戦時に特に役立ちます。その理由は、敵兵力へのダメージがその部隊の兵力に依存するからです。
ですから、複数の大部隊に対して埋火が発動すれば、戦況をひっくり返すこともできます。士気も同時に削ることができますからね。
ただ、効果範囲は沼罠を比較して小さいので、効率よく複数部隊を巻き込むには挑発系の作戦や戦法が必要になります。以上のことから、埋火は攻撃的な罠だと考えています。敵に罠を踏ませて士気低下している間に一気に叩くのが効率的ですからね。
鉄砲水(軍議力20)
鉄砲水の効果は、敵兵力の消耗と移動速度の低下です。設置可能場所は川のみです。
この罠の特徴は今まで挙げた罠と異なり、直線的な効果範囲を持ちます。ですから、敵の進軍方向と垂直になるように罠を仕掛けましょう。そうすれば、複数部隊を同時に巻き込みやすくなります。
また、その効果範囲は地形により異なるので、効果範囲の広い部分に罠を設置すると良いです。
この罠も鉄砲隊との相性が抜群です。特に、敵軍‐川(罠)-自軍となっている状況では敵は必ず渡河をしてくるので、ほぼ確実に罠に嵌めることが出来ます。また、移動速度低下の効果もあるので、より長期間一方的な攻撃を加えることが出来ます。
山津波(軍議力:25)
山津波の効果は、敵兵力の消耗と敵の攻撃・防御力低下と兵装解除です。森林地帯の一部に設置することが出来ます。見ての通り決まれば最強の罠です。
しかし、コストが高く効果範囲も狭く、使用しにくい部分もあります。ただし、挑発系作戦や戦法を有している場合や確実に敵軍が通る場所が分かっている場合には仕掛けたいところですね。決まると非常に効果が大きいので…
以上のことから、「山津波」を使用する場合は、敵を誘導することを最優先に考えると良いでしょう。
軍施設
罠には、敵部隊の兵力や能力を下げる効果があります。一方で、軍施設には味方部隊を強化したりなど自部隊が優位になる効果があります。
軍施設の特徴としては、パフォーマンスの安定性と施設破壊の戦況ゲージ悪化のリスクが挙げられます。パフォーマンスが安定するのは、罠と異なり発動条件がなく、常に一定の効果を出すことが出来るからです。
一方で、軍施設には施設破壊による戦況ゲージ悪化の危険性があります。ですので、むやみに前線に軍施設を配置することはやめておきましょう。
柵(軍議力:5)
軍施設・罠の中で最も消費軍議力が少ないです。平地に設置することができます。
その効果は、柵によって移動を妨害するというもので、それほど役には立ちません。ですから、軍議力が余った時などに使用するものだと考える方が良いでしょう。
陣(軍議力:20)
この施設には、効果範囲内の味方の士気回復を上昇させる効果があります。設置場所は海・川以外のどこにでも設置することが出来ます。
基本的は、ほかの罠や軍施設の方が有効性が高いので、あまり使用はお勧めできません。その理由は、士気というパラメータがあまり戦況に影響を及ぼさないからです。
ただし、降雪時や長期戦など士気の低下しやすい決戦においては使用する価値があります。
銅鑼台(軍議力:30)
この施設には、効果範囲内の味方の攻撃力を上昇させる効果があります。設置場所は平地のみです。
この軍施設は、鉄砲隊と組み合わせて用いる際にその効果を発揮します。それは、鉄砲隊が所定の位置で常時戦闘を続けられるからです。これにより、攻撃力アップの恩恵を常に受けることが出来ます。
以上のことから、鉄砲隊が主力部隊の時には銅鑼台の使用をおススメできます。
狼煙場(軍議力:30)
この施設には、戦場に入りきれなかった味方部隊を合流させる効果があります。設置可能場所は高所のみでかなり限定されます。ですので、マップによっては狼煙場を設置できない場合もあります。
待機部隊がいれば、一定時間ごとに兵数が増える仕様なので、長期戦での勝利を狙う場合には必須の軍施設となります。一方で、短期決戦や兵力の損耗を減らす戦いをしたい場合には不要となります。
以上のことから、決戦のプランにそって使用の可否を検討すればよいと言えるでしょう。
鐘打櫓(軍議力:30)
この施設には、戦法ゲージを上昇させる効果があります。設置可能場所は平地です。
当然のことですが、自軍に強力な戦法を持つ武将がいれば、この軍施設を設置する価値があります。
一方で、凡庸な戦法を持つ武将しかいない場合は、罠に軍議力を費やす方が効率的と言えるでしょう。また、受動的に部隊を動かして長期戦を狙う場合は、戦法ゲージがカンストすることが良くあり、鐘打櫓の効果を引き出しにくい場合があります。
以上のことから、自軍に強力な戦法を持つ武将が存在し、短期決着を狙う場合はおすすめと言えます。
見張り小屋(軍議力:25)
この施設には、範囲内の味方の視界を向上させる効果があります。これにより、視界が限られる森でも素早く敵部隊を見つけられます。
ただ、正直なところあまり使い道がありません。それは、効果範囲が狭く奇襲の成功確率を若干高める効果しかないからです。また、見張り小屋の特性上前線に設置する必要があり、施設が破壊され戦況ゲージが悪化するリスクもあります。
以上のことから、見張り小屋に関しては特段の理由がない限り使用することは勧められません。
鳥居(軍議力:10)
この施設には、範囲内の味方の移動速度を向上させる効果があります。また、その移動速度は川でも不変となります。
川でも移動速度が低下しないことから、川の地形を利用して決戦する場合に使えます。特に、大河を挟んで決戦をするマップの場合には大いに役立ちます。また、川舟移動戦法と組み合わせるのも良いでしょう。
以上のことから、川を利用して決戦をする場合にはおススメの軍施設と言えます。ただ、見張り小屋同様にその特性上前線に設置する必要があるので、施設が破壊されるリスクがあり、戦況ゲージが悪化する危険性があります。
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