2~3年ほど前に、京都市内を歩いている時に発見したお店です。むちゃくちゃおすすめですので、今回は紹介いたします。
目次
岡北の概要
軽~い紹介
一言でいえば、「京うどん」のお店です。
京うどんは「だしで食す」と言われており、麺はわき役でだしが主役です。そのため、だしにはかなりのこだわっています。麺に関しては、主張が強くない細い麺を使用しています。麺のコシを重視する香川県の讃岐うどんとは真逆の発想ですね。同じ食べ物でも、こだわる点が異なるって面白いね~。
店舗情報
住所:京都市左京区岡崎南御所町34
営業時間:11:00~18:00(L.O.)
定休日:毎週火曜日・水曜日
TEL:075-771-4831
行き方
地下鉄の東山駅から715 m、京阪三条駅から1.7 kmとなっています。京阪電車からアクセスする人で電車代をケチりたいって人は三条駅から行くことをオススメします。道中に平安神宮とかも通ることができるしね。
待ち時間
人気店の宿命ですかね…昼時(12-13時)は平日でも外に行列ができちゃいます。経験上の待ち時間は以下のような感じ。
平日の昼時なら、〜30分程度
休日の昼時なら、1時間〜
並ぶのが嫌な方は変な時間に行くといいですよ。15〜16時頃が最もオススメです。
個人的な見解
全体的に言えること
卵とじがフワトロ
この店に初めて行く方は、卵とじ系のうどんをおすすめします。というのも、あのフワフワな卵は他所では絶対に食べられないからね~
だしが抜群に旨い
また、「京うどん」と言うだけあって「だし」がたまらなく旨い。いろんな店に行ってきたけど、この店よりだしの旨い店は一度も見たことがないなぁ。これを味わってしまうと、他店のうどん出汁を美味しいと思えなくなってしまうレベルです。だしには北海道利尻産の昆布を使っているとのこと。やっぱり、素材にこだわらないとこの味は出せないよね。
調味料が美味い
調味料には七味と山椒が準備されています。七味唐辛子は香り高い。この香りの高さは七味唐辛子が7つの素材で構成されていることを再確認させてくれますね〜(๑¯ω¯๑)
山椒ももちろん香り高いですが特筆すべき点は、出汁との相性の良さでしょうね。山椒ってその味の強さから、だしの味を大きく変えてしまいがちです。一方で、岡北の山椒はだしの骨格は壊さず、それでいて後味をシュッとしっかり締めてくれます。良い相性をしてますなぁ。やっぱり、良い店ってのは細かいところにこだわりを持っていますよね。
おすすめメニュー
ここからは、個人的に好きなメニューを紹介したいと思います。
天とじうどん(1500円)
いつも写真を撮ろうと思うんだけど、いざ目の前に料理がでると忘れちゃうんだよね。ごめんなさい…
天とじうどんは卵とじうどんに二尾の海老天が入っているメニューです。フワフワ卵とだしの組み合わせだけでも抜群に美味いのに、その上に海老天が追加されるって、贅沢すぎます。しかも、海老天はプリプリでだしに負けないほど海老の味もしっかりとしているんだよね。口の中でだしと海老の旨味が広がってもう堪りません…
また、衣からしみ出た油分がだしにちょっとした甘みを与えてくれます。なので、ノーマルのだしよりもふわっと柔らかなだしになります。
もう少し味を締めたいなっていう方は山椒を入れてみてください。フワッとした後味がシュッとした後味に変化しますよ。自分で書いててお腹がすいてきたなぁ(´-ω-`)
かやくとじうどん(1300円)
かやくとじうどんのほうは辛うじて撮影できました。箸が割られていることから分かるように、結構ギリギリでした…
かやくとじうどんはいくつかの食材が入っています。確認できた食材は以下の通りです。それぞれの感想についても詳しく書いていきたいと思います。
麩
麩って地味な印象ありませんか?よく味噌汁に入っているアレです。大量の汁を吸ってフニフニになったアレです。正直あんまり味しませんよね(๑¯ω¯๑)
と思っていましたが、ここの麩を食べて、印象がガラッと変わりました。いい麩ってすっごい小麦の味と香りがするんですね!良いものを使ってるのかなと思って調べてみると、やっぱり使っていました。京都の老舗・京麩 半兵衛さんの麩だそうです。
湯葉
だしにも負けず、しっかりと大豆の味がします。これも京麩 半兵衛さんのものだそうで。当たり前だけど、湯葉ってその元となる豆乳の質(濃さ)にかなり左右されます。某湯葉と豆腐の店で働いている知人が湯葉用の豆乳はむっちゃ濃いと言っていました。濃い豆乳を使うと、大豆の味と香りがする美味しい湯葉ができるらしいですよ。
蒲鉾(かまぼこ)
かまぼこもおいしいんだよね~。しっかりと魚の旨みが凝縮されています。最高に美味しいってわけじゃないけど、普通のスーパーに売っているかまぼことはまるでレベルが違います。
ほうれん草
えぐみはないのにほうれん草の味は濃いです。その上、色も綺麗でしっかりと下処理していると感じます。このようなわき役的な素材にもしっかりとこだわっている点にプロ意識を感じました。
干しシイタケ
干しシイタケといえば、旨み成分・グアニル酸の宝庫。昆布の旨み成分・グルタミン酸と掛け合わせれば、旨みの相乗効果が発揮されます。僕はしっかりとその味がだしに溶け込むように、いつも最後らへんに食べます。
すだち
こちらは食べるためのものではなく味付け用に入っています。柑橘系の風味がだしにさっぱりとした印象を与えてくれます。すだちの味が好きな人はレンゲにだしを入れてすだちを絞ってみてもいいかもしれません!一回したことがあるけど、結構おすすめですよ。
まとめ
個人的にはうどん屋さんの中でぶっちぎりのNo.1!特にだしは圧倒的です。いつもはだしを残すタイプの僕が毎回だしを飲み干すぐらい旨い!友人・知人も結構連れてってあげるんだけど(累計10人ぐらい?)、全員が旨いって絶賛していました。というわけで、個人的には、超オススメの名店なので、興味の持った方は是非行ってみて下さい!
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