おおらかな人って良いです。間違ったことをしても、怒るのではなく、叱ってくれますしね。
また、迷った時に相談しやすいのも嬉しいですよね?
気難しいタイプの上司だとなかなか相談できませんし。。。
相談した時には手遅れだったということも往々にしてあります。
そこで、今回はおおらかな人に共通する3つの特徴と考え方について解説します。
目次
おおらかな人の特徴
基本的に怒らない
おおらかな人は怒りを表に出しません。
それは、怒りが非生産的なものと知っているからです。そのため、自然に相手を諭すような言い方になります。つまり、「怒る」ではなく、「叱る」になるのです。
こちらの方が、素直に受け取ってくれますし、無駄な諍いを起こさなくて済みます。もちろん、同じミスを繰り返す可能性も下げられます。
逆に、感情の赴くままに怒る「短気は損気」タイプは余計な争いを生む傾向にあります。
怒ると叱るの違いを詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
とはいえ、おおらかな人が怒りの感情を持たないわけではありません。怒りの感情をコントロールする術を身に着けているから、表面的にはおおらかな人に見えるのです。
お互い様を自覚している
生きている以上、人に迷惑をかけることもあれば、迷惑をかけられることもあります。
つまり、お互い様なのです。おおらかな人は自覚しています。
そのため、多少の迷惑を被っても平然していられるのです。
逆に、キレやすい人の共通点は、自分のミスを棚に上げて怒り出します。怒られながらも心のどこかで、「いや、あなたもそうですやん」とか「よくその口で言えるなぁ」とツッコミを入れていた方も多いでしょう。
例えば、満員電車で足を踏まれたとしましょう。
おおらかな人なら「自分も人の足を踏むことはあるし、仕方ない」と考えます。つまり、自分が過去の過失を思い返して怒りを鎮めます。
一方で、怒りっぽい人は「足を踏みやがった。なんて奴だ」と考えます。
時には、踏んだ人に突っかかったりもします。その時に、自分が加害者側に立ったことがあるなんて考えもしません。自分を絶対的な被害者だと思い込むのです。
つまり、おおらかな人ほど周囲に迷惑をかけていることに自覚的であり、それゆえに周囲に迷惑をかけられても平気でいられるのです。
現実を受け入れた上で考える
おおらかな人は現実を受け入れた上で考え、行動することが出来ます。
例えば、知人から1時間遅刻するという連絡を受けたとしましょう。
おそらく、多くの人が「何をやってんだ?」と苛立ちの感情に支配されることでしょう。おそらく、おおらかな人でも初めの反応は同じでしょう。
しかし、おおらかな人は知人が1時間遅れるという現実を受け入れた上で、次の行動を考えます。カフェで一服するとか、公園で読書をするとか。
起きてしまったことに対して、執着することが少ないのです。
それよりも与えられた時間をいかに有効活用するかについて考えます。
このように、おおらかな人は現実をありのまま受け入れ、次どうするかについて考えます。
おおらかな人になるための考え方
おおらかな人になるためには、大らかな人の考え方を真似することが一番です。
おおらかな人は、「怒りの非生産性」を強く認識しています。
それは、喧嘩を想像すれば、簡単に分かります。感情に任せて、互いの言い分を言い合えば、より関係がこじれてしまい、解決から遠のいてしまいますからね。
そのため、おおらかな人は怒りをあらわにする代わりに注意を促すのです。
また、おおらかな人は「お互い様の精神」を持ち合わせています。
迷惑をかけることもあれば、迷惑をかけられることもある。
このような精神を持つためには、迷惑をかけられたことよりも迷惑をかけたこと、与えた恩よりも与えられた恩を記憶することが大切です。
そして、おおらかな人は「現実を受け入れること」ができます。
一旦、現実を受け入れると次はどうする?という考えになります。例えば、旅行の計画が台風のせいで2回連続で吹き飛んだとしましょう。
この時、現実を受け入れられなければ、漠然としたイライラが募ります。時には、そのイライラが他人への攻撃という形で現れることもあるでしょう。
しかし、受け入れなくても目の前にある現実が変わることは絶対にありません。結局どこかで事実を事実として受け入れなければなりません。ならば、初めから現実を受け入れればよいのです。
このケースなら台風で旅行の計画が吹き飛んだタイミングで、新たな計画について考えを巡らし始めれば良いと思いませんか?そっちの方がワクワクしますし、精神的に楽だと思いますよ。
難しいことですが、現実をありのまま受け入れると、心がしなやかになります。
しなやかな心は折れることがありませんし、もちろん、人にも優しく接することができます。
まとめ
おおらかな人の特徴は?
大らかな人の特徴は「基本的に怒らない」・「お互い様を自覚している」・「現実を受け入れた上で考える」です。余程のことがない限り、おおらかな人は怒りを示すことはありません。
それは怒りを無益と考えるからです。不満であっても感情的にならず、冷静かつ客観的に話ができます。
また、人に迷惑をかけることもあれば、迷惑をかけられることもあることを自覚しています。そのため、多少の迷惑をかけられても平然としていられます。
そして、おおらかな人は「現実を受け入れた上で考える」ことができます。事実を事実として受け入れられるがゆえに、起きてしまったことに対して執着することがありません。それゆえに、寛容でいられるわけです。
おおらかな人になるためには?
おおらかな人の考え方の真似をすることが一番です。
マザーテレサの名言に「思考を変えれば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば性格が変わる、性格が変われば運命が変わる」とあります。
中途半端に行動から変えようとしても、長続きしません。本当に変わりたいなら、思考から変えなければなりません。だから、おおらかな人の思考を真似することが大事というわけですね。
最近のコメント