格安で商品を購入できる「アリエクスプレス」ですが、格安な分不良品が届くことも多いです。もちろん、その点はアリエクスプレス側も分かっているので、返金保証は驚くほどしっかりとしています。とはいえ、自ら返金の請求をしなければ、当然返金はしてもらえません。
というわけで、今回はアリエクスプレスで購入したものが不良品だった時に、どのように返金請求をすれば良いのか?について具体例を含めて説明していきたいと思います。
目次
返金請求(open dispute)をするための条件
返金請求は商品を受け取り確認(confirm goods received)を行ってから、15日以内にしなければなりません。15日以内にopen disputeをしなかった場合は次のような画面が表示されます。この画面が表示された場合、返金請求をすることはできません。ですので、商品を届き次第すぐに検品することをおすすめします。
その他にも条件はありますが、アリエクスプレスを普通に使用していれば基本的に問題になることはありません。
返金請求(open dispute)の手順
ログイン後my ordersのページに行き、不良品だった製品の項目にある「Open Dispute」をクリックします。
すると、次のようなページに移ります。ここで、もう一度「Open Dispute」を選択します。
すると、次のような画面が出てきます。
- 「refund only」を選択します。一応、返品処理もできますが、中国まで送り返す送料のほうが高くつきますし、国際郵便なので発送も面倒です。そのため、基本的にはrefund only(返金のみ)を選択します。
- 次に、商品を受け取ったか否かが聞かれます。(Did you receive the item?)もちろん、不良品は届かないと分からないので、yesを選択します。
- 次に返金を要求する理由について、もっとも適当な選択肢を選びます。選択肢は次のようになっています。()内の日本語訳については分かりやすいように意訳しています。
- product not as described(商品が説明文と異なる)
- quality problems(品質に問題がある)
- damaged goods(商品が傷ついている)
- quantity shortage(注文数より少ない数しか届いていない)
- received counterfeit goods(偽物を受け取った)
- problems with the accessories(付属品に問題がある)
例に挙げている商品の場合は、竜頭で時刻調整が出来なかったので、「quality problem」を選択しました。これを選択し終わると、より詳しい返金理由を説明する選択肢が現れますので、最も適切な選択肢を選びましょう。
- 返金額を入力します。入力する金額は強気に満額でOKです。ただし、付属品の場合はその限りではありません。
- こちら側の要求を入力する場所です。ここに入力するべきことは、「クッション言葉」・「不良品と言い切る」・「問題の詳細」の3点です。具体例として、以前僕が書いた文章を示します。英語が変でも気にしないでください…
The product I bought first was good,so I bought it again. but, this product is defective. I pull the winding nob of the watch. however, the second hand don’t stop. Therefore, I can’t set correct time. I want a sincere response from your shop.
日本語に訳すと、次のようになります。
初めて購入した当該製品は良い製品だったため、再度購入しました。「クッション言葉」しかし、この届いた商品は不良品です。「不良品と言い切る」竜頭を引いても、秒針が停止しません。それゆえ、正しい時刻を設定することが出来ません。「問題の詳細」貴店の誠実な対応を求めます。 - 不良品である証拠を上げる画面です。browseから写真をアップすることも可能ですが、基本的にはAdd videoで証拠となる動画をアップするのがおすすめです。その理由は、写真よりも動画のほうが加工しにくい分信頼されやすいからです。実際、アリエクスプレス側も高画質の動画をアップしてほしいと言っていますし。(先ほどの画像の右上部)
あとは、submitをクリックして、相手側の返信を待つだけです。
返金請求のコツ
返金請求のコツは「問題点を直接的かつ簡潔に伝えること」と「しっかりとした証拠を示すこと」の二つです。
アリエクスプレスは国境を越えたネット通販です。そのため、コミュニケーションが難しくなります。そりゃ、日本人と中国人が英語を介してコミュニケーションをとっているわけですからね。そのため、曖昧な表現や婉曲的な表現は避け、問題点を直接的かつ簡潔に伝えましょう。
論より証拠ということわざがあるように、慣れない英語の文章で自説を述べるよりも、明確な証拠を示すほうが信頼性が増します。そのため、しっかりと動画で証拠を残すようにしましょう。そりゃ、動画のほうが証拠の捏造がしづらい分、証拠としての信頼性が上がりますからね。
まとめ
アリエクスプレスは格安で様々の商品を購入できるので、非常に便利です。しかし、不良品が届くことが多いのも事実です。僕は今までアリエクスプレスで40~50点ほど買い物をしましたが、2回ほど返金請求をしています。
そのため、Open dispute(異議申し立て)の手順は必ず押さえておきましょう。何が起こるかわかりませんからね。手順については「返金請求の手順」をご覧ください。返金請求をする際には、「問題点を直接的かつ簡潔に伝えること」と「しっかりとした証拠を示すこと」をより強く意識しましょう。いい加減にすると、あとで苦労する可能性もあるので…
また、返金請求(Open dispute)は受け取りから15日以内にしかできないのでご注意ください。ですので、商品が届いたらすぐに検品するようにしましょうね。
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