居酒屋の「お通し」は本当にいらない?その存在理由と活用法について考える

役立つ知識

日本の居酒屋の風習として「お通し」というものがあります。関西圏では、「突き出し」と呼ばれたりもします。その意味は、「居酒屋において、注文しなくても提供される有料の料理」と一般的に解釈されています。

最近では、「注文していないのに勝手に提供されてお金を支払わされるのはおかしい」と考えて支払いを拒否する人もいるらしく、アツイお通し論争が勃発しているそうな…そんな中、お通しなしお通しのキャンセル可なお店も増えつつあります。ちなみに、その傾向はチェーン店のほうが顕著です。

というわけで、今回は「居酒屋の「お通し」は本当にいらないのか?」をお通しの存在理由や活用法の観点から考えてきたいと思います。

お通しの存在理由

お通しの主な存在理由は次の3つです。もちろん、お通しの商業主義的な部分は否定しません。しかし、お通しはそれだけの役割ではありません。お通しには「お店のこだわり・思いやり」が詰まっているのです。

売上・利益向上のため(テーブルチャージ的役割)

居酒屋は基本的に客の回転率が悪いです。そのため、客単価を増やす必要があります。そこで、数百円のお通しを客一人一人に提供するわけですね。日に1000人の客が見込める居酒屋の場合は、お通しだけで数万円を稼ぐことが出来ます。また、お通しは粗利が高いので利益に直結します。

お店のこだわり・想いを伝えるため

「お通し」とは、全ての客に提供するものであり、その店で初めて口にする食べものです。つまり、お通しはお店の自己紹介・PRを兼ねていると言えるわけです。そのため、お通しを見れば、店のこだわりが良く分かります。

魚にこだわりがあれば魚料理、味噌にこだわりがあれば味噌料理、燻製にこだわりがあれば燻製料理といったようにお通しから、店のこだわりや想いを伺い知ることが出来ます。

素早く肴(つまみ)を提供するため

当然のことながら、飲み物と比較して食べ物は提供するのに時間がかかります。(混雑時は特に!)とはいえ、飲み物ばかりだと口がさみしくなってしまいます。その問題を解決するのが「お通し」というわけです。お通しなら、飲み物と同じタイミングに提供されますからね。

お通しの活用法

店の質」と「お通しの質」は間違いなく比例します。

先ほど説明したようにお通しは、全ての客に提供するものであり、その店で初めて口にする食べものです。一言で言い換えれば、「店の看板」なわけです。だからこそ、店の質の見極めに役立つわけですね。

例として、僕が好きな店のお通しを二つ紹介させていただきます。如何でしょうか?このお通しを見た瞬間に美味しそうと思いませんか?このように、「注文していないのに食べてみたい!」と思わせるのが良いお通しであるわけですね。

お通しの是非について

私はお通し賛成派です。その理由は3つあります。

テーブルチャージよりも良心的

テーブルチャージ(席料)は着席した途端、問答無用に発生します。お通し代も基本的には同じですが、一応食べ物がついてきます。そう考えると、良心的に思えませんか?

トータルで考えるとコスパ良好

質の悪いお通しを出す店に入ったら、適当に切り上げて別の店に行けばよいのです。そうすれば、2軒目で良い店を見つけられるかもしれません。逆に、良質なお通しを出す店に入ったら、少々高くても気になるものは注文してもよいと思います。

といったように、お通しを評価基準とすることで不必要な出費が減り、美味しいものに出会う確率が上がります。つまり、コスパが向上するわけですね。

新たな発見がある

良質なお店の「お通し」は、私たちに新たな発見と感動を与えてくれます。何しろ自分で注文してないものが来ますからね。つまり、普通に料理を注文して食べるのとは、一味違った楽しみ方が出来るわけです。

まとめ

今回は、お通しの存在理由と活用法を中心に説明させていただきました。みなさんも一度「お通し」に着目して、お食事に行かれてはいかがでしょうか?意外な発見があるかもしれませんよ~

お通しの存在理由は

  • 売上・利益向上のため
  • お店のこだわり・想いを伝えるため
  • 素早く肴を提供するため

お通しの活用法

お通しの質によって、店の質・レベルを判断することができます。もし、提供されたお通しを見て「注文していないのに食べてみたい!」と思った時は、良い店を見つけたと判断して間違いありません!

お通し賛成派の理由

  • テーブルチャージより良心的
  • トータルで考えるとコスパが良くなる
  • 新たな発見がある