自分は嫌だけど、周りの雰囲気に流れてしまう経験は誰しもあります。
協調性がありすぎる人は、人に合わせすぎて疲れてしまうということもあります。
そこで、今回は周りに流されやすい人の特徴・デメリットと改善方法について解説します。
目次
周囲に流されることのデメリット
時間の無駄
周囲に流されて時間を消費するのはもったいないです。
例えば、行きたくない飲み会に4時間拘束されたとし、その会が月二回あったとします。
それを年間で考えてみると、4×2×12で96時間を無駄にすることになります。
これだけの時間を自分のために使えば幸せになれます。
- 家族団らんの時間
- 友人とのたわいもない会話
- 勉強などの自己研鑽
- 読書などリラックスの時間
時間は有限です。できるなら、自分や大切な人のために時間を使いたいですよね?
上記のように、考えるのは簡単ですが、実行することは難しいです。
そのため、頻度を0にするのではなく、少なくすることを意識すると良いです。
飲み会の断り方は次の記事にまとめているので、参考にされると良いです。
精神的に消耗
もう一つのデメリットは精神的な消耗です。
周りに流されて参加しても楽しいはずがありません。会社でも尊敬できる人との会話であれば、有意義なものですが、そのようなケースはほとんどないのが現状です。
そりゃ、精神的にも疲れますよね。ひどい飲み会の場合、酔っ払いの相手も疲れます。
周りに流される人の特徴
気遣いをし過ぎる人
気遣いは良いことです。気遣いできる人は、仕事でもプライベートでも信用されます。
しかし、相手を第一に考えすぎると、精神的に疲れてしまいます。
具体例としては、次のことが挙げられます。
- 体調が悪いのに誘ってもらえたからとBBQに参加する。
- お酒は要らないのに勧められると飲んでしまう。
このようなグループの和を保つために気遣いをし過ぎると、「周りに流される人」になります。
毎回誘いを断るのは難しくても、2,3回に1回には自分の意思を尊重して誘いを断りましょう。
優しすぎる方は、サイコパス的な考え方を取り入れてもよいかもしれませんね。
嫌われるのを恐れすぎる人
周囲から嫌われることを恐れて周りに流される方も多いです。
この悩みが普遍的であることは、「嫌われる勇気」が135万部も売れていることからも分かります。
つまり、多くの人が自分の気持ちよりも、周囲の雰囲気を優先しているわけです。
その結果、周囲にものを言えなくなり、「周りに流される人」になってしまいます。
良くも悪くも、人には好き嫌いがあります。ですから、人と接する機会が多ければ、必ず誰かに嫌われます。
そのため、自分の気持ちを押し殺してまで、嫌われない努力をする必要はありません。
優しすぎる人
優しい人は、相手に嫌な思いをさせたがりません。
それゆえに、自分の思いを言えない、誘いを断らなかったりするタイプの方も多くいます。
優しいことは罪ではありませんが、あまりに優しすぎると自己主張ができず、「周りに流される人」になります。
そういう方は自分自身にもその優しさを振り向けるべきです。あまりに自己犠牲をし過ぎると精神的に疲れてしまいますからね。
本当に優しい人は、自己犠牲をしていれば良いわけではありません。本当に優しい人の見極め方については次の記事を参考にされると良いです。
自己確立ができていない人
自己が確立できていない人も、周囲に流される傾向にあります。
なぜなら、価値判断の基準が他者に委ねられているからです。
このタイプの人は、他人が良いと言えば良い、悪いと言えば悪いと考えます。
このように、他者の定規で物事を判断し行動する人は「周りに流される人」です。
このタイプの人は、自分で考える習慣を身に着けましょう。
周りに流されないための方法
すべての価値判断を自分でする
他人流されず、自分の価値基準をもって物事を判断するようにしましょう。
これは簡単に見えて、難しいものです。気づかないうちに他人の評価に引きずられていますからね。
特に、尊敬する人や権威のある人の言葉は、大きな影響を与えます。
そういった言葉を参考にすることは大切ですが、そのような他者の評価を一切無視して、自分の頭と体で価値判断することも重要です。
例えば、築地市場の海鮮丼と聞いたらあなたは何を想像するでしょうか?
世界一の魚市場である築地の海鮮丼なんて美味しいはずと考えます。しかし、食べてみると大したことありませんでした。
それよりも、金沢や富山で食べた回転寿司が圧倒的に美味しかった記憶があります。
このように、世間の評価と自身の評価が必ずしも一致しません。
そういったときに、周りの評価に流されず、自身の価値判断を信じることが重要なんです。
Mr.Childrenの「CENTER OF UNIVERSE」の一節にはこんな歌詞があります。
総てはそう僕の捉え方次第だ
ここはそうCENTER OF UNIVERSE引用:CENTER OF UNIVERSE (Mr.Children)
たまには、この歌詞にあるように他人の価値判断なんて一切気にせず、自分自身の定規で物事をとらえてみても良いかもしれません。
内と外を分ける
自分の中で内と外を分けてみるのも良い方法です。
大切にするべき人間とその他の人間を分けてしまうのです。
もちろん、そのほかの人間に分類される人達を雑に扱っていいわけではありません。
あくまで、お互いの距離感を適切に保つというものです。そうすれば、自分の好まない集団に流され辛くなります。
例を挙げるとすれば、就業中にはしっかりとコミュニケーションをとり、プライベートな時間は極力過ごさないことなどが挙げられます。
一方で、内(=大切にするべき人間)とは時間を忘れて、話に花を咲かせれば良いでしょう。
要は、外の人間と接する時間を減らし、内の人間と幸せな時間を過ごそうというわけです。
とはいえ、次の記事にあるように、白黒二元論に分けるのは考え物です。
割合を変えていくというイメージで良いと思います。
まとめ
周りに流されるデメリットは?
- 「無駄な時間」を過ごしてしまい、大切な人と過ごす時間が失われる。
- 苦手な人への気遣いなどを通して「精神的にも消耗」させられる。
周りに流されやすい人の特徴
周りに流されやすい人の特徴は次の4つです。
- 気遣いをし過ぎる人
- 嫌われることを恐れすぎる人
- 優しすぎる人
- 自己確立が出来ていない人
周りに流されない方法とは?
一つ目は、他人の価値判断に惑わされず、自分自身の頭と体で価値判断をする習慣をつける。
二つ目は、周囲の人を内と外に分けることです。
外に分類される人達は適切な距離感を保ちつつ、接触時間をできるだけ減らします。一方で、内に分類される人達とは、プライベートでゆったりと幸せな時間を過ごすと良いです。
最近のコメント