【カクダイ】面白い蛇口を作る大阪の水回り品メーカーを徹底調査

カクダイは、大阪に本社を置く、蛇口や水回り品を製造するメーカーです。

これだけ聞くと、職人さんが地味な世品を作っているイメージが湧くのではないでしょうか?

しかし、それは違います!途轍もないユーモアにあふれた企業なのです。

(もちろん、ちゃんとしたのも作ってます)

そりゃ、従業員を424人を擁している年商254億のしっかりとした会社ですからね。

笑いで乾燥した日常に潤いを与える謎のメーカー「カクダイ」について調査しました。

カクダイの面白蛇口

誰や?パイプ上向けにしたん!

名前からインパクト抜群な上に、蛇口のハンドル側から水が出るというトラップ仕様。

初見なら絶対に間違えます。公園の蛇口にこれがあればちょっと面白いかも。

いや~ん

先ほど紹介した「誰や?パイプ上向けにしたん!」は商品名でなんとなくわかる。

うそです。全然わかりません…

だが、この「いや~ん」はもっとわからない。

なぜ、いや~んのシールを貼ることにしたのか気になって仕方がない一品。

O・DE・N

さきほどの「いや~ん」とは打って変わり、なんとも安直なネーミング。

製作者の好みなのか、ちくわだけ妙にクオリティーが高い。

これでおでんを作ったら美味しくなるのだろうか?

手裏剣蛇口

外国人に贈ると、喜ばれそうな蛇口。

手裏剣全体を回すと思いきや、手裏剣の刃先を回転させて水を出す仕様となっている。

果たし状と畳の化粧板が同梱されているので、気分によって模様替えも可能。

面白い蛇口を作る理由について

メーカー勤務の設計者として、面白い蛇口を作る理由を考察したいと思います。

技術力の蓄積

モノを作るためには、設計が必要になります。もちろん、面白蛇口も例外ではありません。

見た目は変ですが、機能は本物の蛇口です。あらゆる規格に適合するように作られています。

しっかりとしたモノを設計するためには、あらゆる知識を持つ技術者が必要になります。

  • 材料力学・機械力学・流体力学の知識
  • 生産工学・製図・機械加工の知識

これらの知識を実用的な領域まで適用できる技術者を育てるにはどうすればよいでしょうか?

それは、実践です。実践による経験が優れた技術者を育てるのです。

しかしながら、蛇口の構造はほとんど変化していません。そのため、前例踏襲をするしかないのです。そうすれば、開発の効率は上がりますが、技術者のレベルは当然低下します。

一方で、面白蛇口は様々な機構・形状を有しています。そのため、技術者は自分の頭で一からモノを設計しなければならなくなります。それは、大変なことで多くの工数もかかります。

しかし、技術力・発想力は高まります。

そうすれば、顧客からの無理な要望にも対応でき、会社の競争力も高まるでしょう。面白蛇口で基礎研究をしていると考えても良いかもしれません。

以上の点から、「カクダイ」はビジネスモデル的にも面白い会社だと言えるのではないでしょうか?

広告効果

少子高齢化もあって、超大手の企業しか満足に新卒採用できないような時代になりつつあります。

特に、中小規模のBtoB企業は世間的な知名度がほとんどないため、採用に苦しんでいます。

そんな状況下において、面白い蛇口の話題性は大きな広告効果を持ちます。企業の数なんて星の数ほどありますから、それを認知してもらうことの大切さは言うまでもありません。

実際、旧帝大・早稲田・MARCH・関関同立といった難関大学からの就職例もあります。