福井でめんどーな学会があったのでそれに参加するついでに、おススメされていた福井の名物料理をぜーんぶ食べてきちゃいました。せっかくなので、それぞれの料理について評価していきたいなと思います。
おろしそば(あみだそば)
たま的感想
福井県といえば、やっぱり「おろしそば」です。というわけで、おろしそば専門店「あみだそば遊歩庵」というところに行ってまいりました。ちなみに、この店は福井市内における食べログのそばランキングで1位のお店です。(2018年12月現在)店内の雰囲気はこんな感じで、非常に落ち着いたボク好みのお店でした。


注文した「おろしそば」はこんな感じでした。見た目からして旨そうですなぁ。まずは、そばの風味を味わうためにそのまま頂きます。十割そばとは思えぬ強いコシ。その上、口の中いっぱいにそばの香りが広がります。さすが、そばを名物としているだけはありました。
次に薬味を入れ、おろしつゆに浸してそばを頂きます。大根おろしの辛みが食欲を引き立たせてくれますね。なかなかに旨い(*´д`)o
ただ一つ残念なことは繊細なそばの風味が薬味によって、飛ばされてしまうところです。こんなに良いそばならもっとその風味を生かせる料理を名物にしたほうが良いのでは?と個人的には思いました。最後に頂いたそば湯に関しては文句なしに美味しかったですけどね(๑´ڡ`๑)
最後に、「あみだそば 遊歩庵」さんの良いところをもう一つ紹介しておきます。それは、なんといってもそば茶が美味しいことです。飲んだ瞬間、そばの香りが口から鼻へと抜けていきます。いやー、これは美味しいかったですね。ついつい飲みすぎてしまいました。
おみだそば遊歩庵の店舗情報
住 所:福井県福井市中央1丁目9−1
営業時間:11:30~14:00
定休日:なし
電話番号:0776-76-3519
「あみだそば遊歩庵」の姉妹店である「あみだそば福の井」も近所にありますので、そちらの方に訪れてみても良いかもしれません。こちらの店舗のほうが営業時間が長く、メニュー数も豊富ですよ。
おみだそば福の井の店舗情報
住 所:福井県福井市中央1丁目2−1 ハピリン1F
営業時間:10:30~20:00
定休日:なし
電話番号:0776-43-0739
ソースかつ丼(ヨーロッパ軒)
たま的感想
福井県の名物B級グルメといえば、「ヨーロッパ軒のソースかつ丼」らしい。一応福井県出身の友人に聞いたから間違いありません。というわけで実際に行ってみました。

店内に入ると沢山の有名人のサインがありました。別に有名な人が来てるから美味しいに違いないって訳ではありませんが、あまりの多さに驚かされました。土曜日の昼1時ごろという一番混雑しそうな来店しましたが、並ばずに入店できましたよ。
もちろん、「ソースかつ丼」を注文。待ち時間は約15分と言ったところでしょうか。

見た目はいたって普通の定食メニューです。真ん中にあるのは追いソースとのこと。もとから結構な量のソースがかかっていたので、ボクは遠慮しときました。濃い味が好きな方からすれば、魅力的なサービスなんでしょうね。
本題の味についてですが、B級グルメにしては美味しいという感じでした。肉厚なカツが好きだったからそういうような評価になったかもしれません。普通のカツとは異なり、厚さは薄くパン粉はかなり細目だったのが印象的でしたなぁ。細かいパン粉のせいなのか食感がサクサクで美味しかったですね。
ソースかつ丼も福井グルメとは言われていますが、個人的には他の福井グルメを楽しむ方がコスパ的に良い気はします。ほかにも美味しい福井グルメなんていくらでもありますからね。なんせ、目の前に日本海が広がっているんですから…まぁ、箸休めとしては良い気もしますがね。
ヨーロッパ軒総本店の店舗情報
住 所:福井県福井市順化1丁目7−4
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日
電話番号:0776-21-4681
北陸の海鮮(えべっさん)
夜ご飯は海鮮盛り、セイコ蟹鍋、へしこ、ハタハタのから揚げ、その他諸々。まずは、海鮮盛りから感想をお伝えしていきます。
海鮮盛りの感想

左上から鰆のたたき、寒ブリ、甘海老。左下にいって、イカ、たこ、梅貝&梅貝のキモです。
鰆のたたき
鰆って普通焼き物にすることが多いんですが、ここではなんとたたきで出してくれます。一見邪道かと思われるかもしれませんが、これがめっちゃ旨いんですよ!鰆のあの上品な味わいがたまりませんでしたなぁ…(*´д`)o
福井に行ったら、鰆のたたきは一度食しておくべきだと思いますね。
寒ブリの刺身
寒ブリってもう響きだけでよだれが出ちゃいますよね?ブリのなかでも特に美味しいと言われています。今回はその寒ブリを刺身にして頂きました。その感想を一言で表すと、
うみゃー(๑´ڡ`๑)
となります。程よい脂と魚の旨みのバランスがたまりません。上の画像で示した刺身の中では一番美味しかったと思います。というわけで、福井に来たら絶対に寒ブリは食しましょうね。補足ですが、最も美味しいブリは氷見(富山)の寒ブリと言われています。そのため、最高の寒ブリを食べたい方は富山県に行った方が良いのかもしれません。
甘海老の刺身
甘くて身はトロトロで美味しい。鰆のたたきや寒ブリの刺身と比較するとどうしても見劣りしますが、それでも十分に旨いと思います。というより、鰆と寒ブリが旨すぎる。後々紹介しますが、白エビの軍艦のほうが個人的には美味しかったですなぁ。
イカの刺身
歯ごたえもありつつ、イカ独特のとろみを感じられました。わさび醤油で食べると美味しいですよ。ただ、普段から食べている分新鮮味を感じることはできませんでした。できれば、もっと地元のみで食べられる海鮮を出してほしかったなぁ。
タコの刺身
歯ごたえもしっかりあるし、噛むほどにタコの旨みを感じることができます。ただ、こちらもイカと同様に普段から食べている分、新鮮さを感じることはあまり出来ませんでした…味に関しては十分に美味しいんですけどね。
梅貝と梅貝の肝
福井に来るまで梅貝の存在を知りませんでした。店員さんに聞いてみると、北陸では有名な貝と言ってました。刺身で頂きましたが、味に関しては結構淡泊なほうでしたね。どちらかと言うと、コリッっとした食感を楽しむための料理と言ったところでしょうか?歯ごたえがあってなかなか美味しかったです。煮物とかバター焼きとかにしたら、貝の旨みももっと引き出せるかもしれないですね。
梅貝の肝に関しては、思ったより食べやすかったです。肝って大概独特な味がするので苦手と言う方が多いと思いますが、梅貝の肝は比較的食べやすかったですね。ただ、特筆して旨いか?と問われるとうーんとなるような感じで、そこそこ美味しいかなという程度でした。
セイコガニ鍋
セイコガニを漢字で書くと、「香箱蟹」と書くそうですよ。なんとも美味しそうな名を与えられていますね。ちなみにセイコガニはズワイガニの雌のことを言うとのこと。
というわけで、今回はこのセイコ蟹を鍋にしていただきました。それが、これ!

サイズは小ぶりですが、沢山の卵を抱いています。それは、上の写真の中央下を見て頂ければ、よく分かると思います。そう、この卵が美味しいんですよね。というよりもこのカニのメインは卵。一方、サイズが小さい分、身はかなり小ぶりでおまけ程度にしかついていません…
その分価格もリーズナブルですし、卵も美味しいからコスパはいいと思います。まぁ、身を食べたいんだ!ってな人は止めといたほうが良いかもしれないけどね。
カニのたまごは初めて食べましたが、非常に濃厚で美味しかったね~。小さな卵の一粒一粒に蟹の旨みと香りがギュッと凝縮されていました。香箱ガニと言う名は伊達ではありませんなぁ。また、カニみその味も非常に濃厚で、日本酒との相性も抜群(๑´ڡ`๑)
福井県には、名酒と呼ばれる日本酒がたくさんありますので、それと合わせて頂くとより良いかもしれませんね。
カニが食べ終わった後は、もちろん雑炊ですよね?蟹から出た旨みが鍋の出汁に溶け込んでるんですから、もうたまりません…フワフワ卵と共にペロリとたいらげちゃいました(๑´ڡ`๑)

ハタハタのから揚げ
気が付いたら、お皿にいらっしゃったハタハタさんはいつの間にか胃の中を泳いでおりました。というわけで残念ながら写真はありません…
雷が鳴る晩秋から初冬にかけて沿岸にやってくるため、古語における雷の擬音語である「ハタハタ」と名付けられたそうで、その別名は「カミナリウオ」とも言われます。ちなみに、ハタハタを漢字で「鰰」書かれます。これを見ると、旁(漢字の右側の部分)が神と言う字に似ていることが分かりますね。実際、カミナリには「神鳴り」という漢字も使用されるので、ハタハタの漢字は魚偏に神という字になったのかもしれません。
一言で「ハタハタ」の味を評価すると、
濃厚(๑´ڡ`๑)
とりあえず、魚の味がめっちゃ濃厚。気付いた時には頭から尻尾まで全部食べちゃってましたね。値段の方もリーズナブルなので、気になった方は注文してみてください。まぁ、ハタハタは日本海側の県で割とどこでも食べられるので福井名物とは言えませんが、美味しいので機会がありましたら、食べてみてくださいね。
鯖のへしこ炙り
へしことは、魚を糠漬けにした若狭の郷土料理です。若狭とは、福井県の左下あたりのことを指しますよ。昔は冬の保存食として重用されていたらしい。
そんな鯖のへしこですが、正直臭いがきついです。まぁ、糠漬けだから仕方ないんだけどね。だから、ボクは今まで食わず嫌いをしていました。今回はせっかく福井に来たのだからと臭いを我慢して食べることにしました。その結果…
めっちゃ旨いやん(๑´ڡ`๑)
こりゃ、名物になるわ!味は生の鰹節?みたいな感じで、魚の旨みが凝縮されていましたね。ただ、かなり塩辛いので食べすぎにはご注意ください。
えべっさんの店舗情報
住 所:福井県福井市大手3-12-8
営業時間:17:30~25:00
定休日:不定休
電話番号:070-5146-1510
電話予約は可能です。土曜日に訪問しましたが、割と混んでいました。そのため、休日や休日前に行く方は早めにご予約することをお勧めします。
実はですね~、このお店ボクの中では第二候補だったんです。第一候補は「善甚」というお店だったのですが、かなり込み合っていたようで予約が取れませんでした。いろいろ調べた感じでは、「善甚」も良いところだと思うので、そちらを予約してみても良いかもしれませんよ。
善甚の店舗情報
住 所:福井県福井市大手2-5-3
営業時間:17:30~25:00
定休日:火曜日
電話番号:0776-25-1730
お寿司(北のおやじ)
最終日には、100円均一ではない回転寿司を食べに行きました。回転寿司と聞いて侮ることなかれ!都会の回転寿司とは比較してできないほど美味しい(๑´ڡ`๑)
ここでは、回転寿司の「北のおやじ」で食べたオススメのメニューを紹介します。
カワハギの握り(380円)
カワハギと言えば、肝ですよね?もちろん、カワハギの刺身の上には肝が乗っかっています。それに、少々を醤油を垂らして頂きます。
うみゃー(๑´ڡ`๑)
肝のとろみと脂の旨みがたまりません。カワハギは福井名物ではありませんが、めちゃんこ美味しいので、食べて損はないと思います。
贅沢三昧(880円)

贅沢三昧(880円)の内訳は上から順にノドグロ、大トロ、白エビとなっています。まずは、「白身のトロ」とも評される高級魚ノドグロから頂きます。
うみゃゃー(๑´ڡ`๑)
さすがは高級魚ですなぁ。そこらの魚とは旨みの密度が違います。一口食べた瞬間に、旨いと実感できます。もちろん、値段はそれなりにしますが、それでも食べておきたい魚です。味わったことのない方は是非とも味わってみてくださいね。
次に、大トロです。正直大トロはオマケ的に考えてました。というのも、大トロなんて日本全国そこら中で食べられるからね。わざわざ、福井にまで来て食べるものではないと思っていましたが、普通に美味しかったです。魚を食べていることを忘れさせる肉肉しい味わいはなかなかのものでした。以前旦過市場(福岡の市場)で頂いた大トロにも引けを取らぬ味わいでしたね。
最後に、富山湾の宝石こと白エビを頂きました。初めて頂きましたが、こちらも美味しいですなぁ。エビ独特のやわらかな甘さとフニフニの食感が素晴らしかったです。福井名物というよりは富山名物ですが、同じ北陸なのであまり深く考えずに食べてみては如何でしょうか?
総評としては…
うみゃゃっー(๑´ڡ`๑)
です。「北のおやじ」に来たら絶対に食べてほしい逸品です。
青身三選と白身三選(280円)
あとのお勧めは、青身三選と白身三選です。ネタが三種あるのに、価格は280円という圧倒的コスパは素晴らしいとしか言えません。ネタの種類を忘れてしまったので、詳細な味の記述はしませんが、普通に美味しかったです。コスパ抜群なので、こちらも食べてみることをお勧めします。
魚の赤だし(480円)
寿司の締めと言えば、赤だし。なんと、魚の頭を丸々使った贅沢な赤だしです。赤だしに魚の旨みや脂が溶けこんでいて、途轍もなく美味しい。魚のアラには身も付いていて、それもまた美味しい。量も申し分ないほどありますし、コスパの観点でみれば今旅最高かもしれません。
北のおやじの店舗情報
住 所:福井県福井市中央1-1-25
営業時間:11:00~21:45
定休日:なし
電話番号:0776-28-5550
まとめ
福井に行くまで、正直なにもないじゃん…と思っていました。福井県民の方ごめんなさい…
ところが実際行ってみると美味しいものが沢山ありました。しかも、福井市という町自体が結構コンパクトに造られているので、割とすぐに目当てのお店に行くことができました。何々を食べるためには電車であっちに移動しなければ…ということがありませんでしたので、利便性は非常に良かったです。そのため、ホテルで夕食を済ませるのは少々もったいない気がします。近くに美味しいお店がたくさんあるんだからね。
もし、福井県に旅行をする機会がありましたら、是非上で紹介したお店に行ってみてください。きっと満足して頂けると思います。
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